『江戸時代の天皇』【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
政治的には無力だった江戸時代の天皇がなぜ幕末に急浮上したか。後水尾、霊元など学問や和歌を奨励した天皇は将軍に対抗して権威を高め、光格天皇は天明の飢饉の際に幕府に救い米を放出させた。孝明天皇が幕末、政治権力の頂点を極めるまで天皇はどんな役割を果たし、実質的…
2012.11.12 歴史 江戸幕府
『さいごの色街 飛田』【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
遊廓の名残りをとどめる、大阪・飛田。社会のあらゆる矛盾をのみ込む貪欲で多面的なこの街に、人はなぜ引き寄せられるのか!取材拒否の街に挑んだ12年、衝撃のノンフィクション。HONZに参加して以来、自分がどのような本を取り上げてきたのか、棚卸しなん…
2012.11.12 社会
『情熱の階段』 -それがゴールと決めたら【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
「諦めないということは、どこまでも自分を信じ続けるということだ」―カネもコネも語学力もない。夢を叶えるための武器は、胸に秘めた情熱だけだった―。生と死が交錯するスペイン闘牛の世界へと単身乗り込んだ男が見たものは?世界唯一の日本人闘牛士による、胸揺さぶる…
2012.11.12 感動の一冊 闘牛
『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
昭和29年12月、活動の場をプロレスに移した木村政彦と、人気絶頂の力道山との一戦。「昭和の巌流島」と呼ばれ、視聴率100%。全国民注視の中、最強柔道家は、力道山に一方的に潰され、表舞台から姿を消した。「負けたら腹を切る」という、武道家としての矜持を持っ…
2012.11.12 スポーツ
『理系の子』 2012年No.1の第1候補登場!by 成毛眞【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
世界中から優れた中高生の自由研究が集まり、競うコンテストISEF。出場するのはどんな子どもたちなのか? 天才少年少女のドラマ。早くも2012年のNo.1候補が登場した。サイエンス系のノンフィクションなのだが、読んでいる途中なんども目を拭ってしまった…
2012.11.12 サイエンス
辻泉評『友だち地獄-「空気を読む」世代のサバイバル』土井隆義著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 辻泉 中央大学文学部准教授※「書評空間」2012年10月30日より「友だちが地獄化するという"逆説"の面白さ~「現代社会論の古典」として」 本書は筑波大学大学院教授で、社会学者の土井隆義氏による新書である。2008年に出された著作なので、…
2012.11.09 社会
「ユダヤ」を知るならこの一冊 『ユダヤ人の歴史』【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
世界をまたにかけて移動し、世界中の人々に影響を与え続けているユダヤ人の起源から現代までの三千年以上にわたる歴史を、簡潔に理解できる入門書。各時代における有力なユダヤ人社会を体系的に見通し、その変容を追う。オックスフォード大学出版局の叢書にもおさめられてい…
2012.11.06 社会 世界史
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 あさのあつこさんが阪神タイガースに捧げる3冊。 『博士の愛した数式』『牙 江夏豊とその時代』『ROOKIES』(11月4日 毎日新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」11月4日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載のあさのあつこさんによる「タイガースに捧げる本」。『博士の愛した数式』、「牙 江夏豊とその時…
2012.11.05 あさのあつこ 新聞書評 阪神タイガース
勝田有子評 『随筆 本が崩れる』 草森紳一著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 勝田有子(精神科医)※「書評空間」2012年10月16日より―「書刑または屈葬」の現場検証― 父は、貧乏性で、滅多に単行本を買わなかったが、日課の本屋通いは死ぬまで続いた。耄碌しても、徘徊の行き先は本屋と決まっていたから、警察のお世話にも…
2012.11.03 草森紳一 蔵書
阿部公彦評 『イギリスの大学・ニッポンの大学 ― カレッジ、チュートリアル、エリート教育』 苅谷剛彦著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 阿部公彦(東京大学(英米文学))※「書評空間」2012年10月23日より「東大って、やっぱりダメなの?」 オックスフォード大学との比較を通し、日本の大学、とくに東大を批判する――たいへんわかりやすい図式だと思う人もいるかもしれないが、やや…
2012.10.31 まなび 大学