書評で読む

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辻泉評『私とは何か―「個人」から「分人」へ』平野啓一郎著 【プロの読み手による 書評空間】

書評者 辻泉(中央大学(メディア論・文化社会学)※「書評空間」2013年6月30日より「ほどけゆく個人のゆくえ」 本書は、作家の平野啓一郎が、2009年の小説『ドーン』の作中で描いた概念「分人主義」について、スピンオフ的に別の著作にまとめあげた…

       

書評  2013.07.12 社会 個人主義 分人主義 社会学

阿部公彦評 『ラノベのなかの現代日本 ― ポップ/ぼっち/ノスタルジア』波戸岡景太著 【プロの読み手による 書評空間】 

阿部公彦(東京大学(英米文学))※「書評空間」2013年6月28日より「おとなにも読めるラノベ?」 ラノベとは何か? ライトノベルの略称だ、くらいはわかる。でも、実際に手に取ったことはないし、手に取る気もないし、どうせ中高生の「こども」が読むくだ…

       

書評  2013.07.10 社会 ラノベ

【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 和田誠・糸井重里両氏が敬愛する言葉遊びの達人。 『土屋耕一のことばの遊び場。』(7月7日 毎日新聞)

-->「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」-->7月7日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『土屋耕一のことばの遊び場。』です。[今朝の新聞より]「毎日」からは『土屋耕一…

       

書評  2013.07.08 コピーライター 和田誠 新聞書評 糸井重里

上田宙評 『[銀河鉄道の夜]フィールド・ノート』寺門和夫著 【プロの読み手による 書評空間】

書評者 上田宙(編集者)※「書評空間」2013年6月27日より「謎解き[銀河鉄道]」 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」はややこしい作品だ。読む本によって印象が変わる。というか、内容が変わる。 学生時代、「銀河鉄道の夜」でレジュメを書くことになり、参…

       

書評  2013.07.05 宮沢賢治 銀河鉄道の夜

根井雅弘評『早稲田1968―団塊の世代に生まれて』三田誠広著 【プロの読み手による 書評空間】

書評者 根井雅弘(京都大学大学院経済学研究科教授)※「書評空間」2013年6月21日より「学生運動、挫折、それでも文学に生きる」 団塊の世代が学生運動を回顧するのはつねにある種のためらいや痛みが伴うものだ。本書(『早稲田1968―団塊の世代に生ま…

       

書評  2013.07.03 学生運動 早稲田大学

早瀬晋三評 『戦う女、戦えない女-第一次世界大戦期機のジェンダーとセクシュアリティ』林田敏子著 【プロの読み手による 書評空間】 

書評者 早瀬晋三(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科)※「書評空間」2013年6月18日より 本書は、「大戦の勃発を機に顕在化したイギリスにおけるジェンダー問題を、プロパガンダ、制服、モラル・コントロールをキーワードに読み解いていく」。 大戦とい…

       

書評  2013.06.28 社会 ジェンダー論

岡井崇之評 『ハゲに悩む――劣等感の社会史』森正人著 【プロの読み手による 書評空間】 

書評者 岡井崇之(稚内北星学園大学情報メディア学部専任講師)※「書評空間」2013年6月15日より「身体への現代的不安を問う」 少し前に「ちょいワル」や「カレ専」(枯れた男性専門)、「グレ専」(ロマンスグレー専門)という言葉が登場したように、男性…

       

書評  2013.06.26 社会

【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 フェリーニの映画のセットに紛れこんだような、不思議な浮遊感。 『快楽』(6月23日 毎日新聞)

-->「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」-->6月23日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『快楽』です。[今朝の新聞より]続いて「毎日」「読売」ダブル登場、青山七恵さ…

       

書評  2013.06.24 文学 新聞書評

阿部公彦評『憤死』綿矢りさ著 【プロの読み手による 書評空間】

書評者 阿部公彦(東京大学(英米文学))※「書評空間」2013年6月10日より「手首をつかむ」 本書巻頭の「おとな」は、四〇〇字詰め原稿用紙にして4枚足らずのごく短い作品である。この書評欄にまるごと引用するのも可能なほどの掌編。でも、実にパンチが…

       

書評  2013.06.21 文学 綿矢りさ

日本の食と文化を再発見『英国一家、日本を食べる』【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】

市場の食堂から隠れた超名店まで、ニッポンの味を無心に求めて―東京、横浜、札幌、京都、大阪、広島、福岡、沖縄を縦横に食べ歩いた100日間。この本のなにがいいって、まずタイトルがいい。そして装丁も素晴らしい。おもしろそうな匂いがぷんぷんしてくる。こう…

       

書評  2013.06.19 社会 日本文化 日本料理

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