内容説明
李斎(りさい)は、荒民らが怪我人を匿った里に辿り着く。だが、髪は白く眼は紅い男の命は、既に絶えていた。驍宗(ぎょうそう)の臣であることを誇りとして、自らを支えた矜持は潰えたのか。そして、李斎の許を離れた泰麒(たいき)は、妖魔によって病んだ傀儡が徘徊する王宮で、王を追い遣った真意を阿選(あせん)に迫る。もはや慈悲深き生き物とは言い難い「麒麟」の深謀遠慮とは、如何に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
891
ようやく物語が動き始めました。李斎たちに協力してくれそうな人たちも出てきましたし、何を考えているのかわからず、「黄昏の岸 暁の天」では性格破綻した悪党にしか見えなかった阿選の内面がわかるようになってきました。「鳩」の正体も明らかになって、泰麒の本心も見えてきました。最後のほうに驚きの展開がありますが、そこも含めて2度ほど泣きそうになりました。安易なハッピーエンドにはならないかもしれませんが、期待しつつ第4巻へ。2019/11/15
starbro
889
小野 不由美は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。先日の第二巻に続いて、転の巻、第三巻です。漸く、物語が動き出しました。続いて第四巻へ。1月中に何とか全四巻完読できそうです。トータルの感想は全巻読了後に。 https://www.shinchosha.co.jp/12kokuki/2020/01/22
雅
521
強く在り続ける泰麒、心が折れる展開でも仲間達と乗り越えていく李斎、そして遂に登場した驍宗。阿選も表に出てくるようになって、盛り上がってきた。2020/01/07
白いワンコ
499
「結果を得たいと思うその気持ちこそが、結果から身を遠ざけるのだと」(316頁)。執念の放浪が道観の援助となり、展望が開けてくる三巻。泰麒の深慮遠望も実を結びつつあり、それもこれも源はすべて王の功徳。冒頭は修行者の心得だが、長い道程を経て聞かされると、あまりにも深い。そして表紙の李斎。時間を忘れて見入るほど、格好良い2020/01/06
ミュポトワ@猫mode
473
十二国記14冊目、新刊3冊目、読了しました。ようやく…ようやく物語が動き出してきました。ここまで長かった…ホント忍耐がいる…ここから先、ワクワクといい展開しか予想してませんが、どう転ばすか、小野先生なら上手くやってくれそうで、良い意味でも悪い意味でも期待してます。残り一冊で今出ている巻は終了ですが、最後まで楽しみたいと思います。全然関係ないけど、読んでる合間にAURORAって歌手の曲聞いてたら陰鬱気分に拍車がかかって良い感じでしたw CD買いたいなぁ…2020/04/27




