新潮文庫<br> 図南の翼 十二国記(新潮文庫)

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図南の翼 十二国記(新潮文庫)

  • 著者名:小野不由美【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 新潮社(2026/10/15 配信開始予定)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101240596

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内容説明

国を統べるのは、あたししかいない! 恭国(きょうこく)は先王が斃れて27年、王不在のまま治安は乱れ、妖魔まで徘徊していた。首都連檣(れんしょう)に住む少女珠晶(しゅしょう)は豪商の父のもと、なに不自由ない暮らしを与えられ、闊達な娘に育つ。だが、混迷深まる国を憂える珠晶はついに決断する。「大人が行かないのなら、あたしが蓬山(ほうざん)を目指す」と――12歳の少女は、神獣麒麟により王として選ばれるのか。(解説・北上次郎)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ミュポトワ@猫mode

585
十二国記エピソード6読了です。今回の本は、まぁすごい!はじめ、陽子Loveの私は陽子がいないー!陽子どこー!って絶叫していたのですが、読み進めるうちにものの見事にのめりこみ、陽子じゃなくて良いかなとか思い始め、最終的にはこの子も、いやこの子が良いとかなっちゃう有様で。いやはや、すごいわ。もうね、時間を忘れて読み進められる、傑作本ってやっぱりこういうのを言うのですよね。十二国記シリーズは本当に面白くて、何度も読み返したくなるんです。伏線の張り方も秀逸ですし。まぁまずは、今出ている本を最後まで読みますけどね。2018/08/18

nobby

402
十二国記5作目。これは面白く、気持ちよく一気読み。12才のお嬢様による蓬山を目指す冒険活劇。「大人がグズグズするのなら、自分がまず試されてやる!」という珠晶のぶっ飛んだ想いと行動力がいい!少女ならではの思い込みは鼻につきながらも、鋭く正論ついている。やはり幼いと感じた思考の学習・成長たるや末恐ろしい(笑)物語の好転を分かって読むも、ドキドキの危機の連続は脇を固めるキャラ達の見せ処。思わぬ名前の登場にもニヤリ♪最後の「大莫迦者っ!」が心地よいこと極まりない。2016/09/20

NADIA

389
この十二国の世界では、王に最もふさわしい国民を麒麟が選び出すという仕組みとなっている。本書では昇山という「我こそがこの国の王だ」と自負する国民が逢山に出向いて麒麟に逢うパターンの物語である。ヒロイン珠晶は12歳の女の子。昇山するには早すぎる年齢だが、出会った大人を巻き込みながら、昇山を果たすため妖魔の出る黄海へと乗り出していく。正直なところ、珠晶のような小生意気な子供は好きではないが、彼女のブレない考え・態度、そして学び取ろうとする姿がとても気持ちがよく好感が持てた。シリーズの中でも爽快感が高い作品だ。2019/12/04

白いワンコ

375
『十二国記』の順を追ってくれば、恭王珠晶の人となりはもう明らかであるため、安心して読める本作だが…利広(大物)が語る「天の配剤」に(わかるわかる)と頷きつつ読み進めると、突然の犬狼真君(超大物)とその正体に思わず叫び声を上げてしまった!それもまた「天の配剤」なのだから、全てすんなりと腑に落ちてしまう。この世界観に、まだしばらく浸っていたい2019/12/10

パトラッシュ

318
ヒロイン珠晶の言動がマララ・ユスフザイかグレタ・トゥンベリに重なる。現実が間違った方向へ進むのに摩擦や苦労を恐れ、絶望に打ちひしがれながら見て見ぬふりをする大人に怒ったローティーンの少女が「自分が国を統べる」と動き出すのだから。怖いもの知らずで王になろうとする根拠のない自信が心配になるが、過去巻の主人公に比べ明確な目的を持つ理想主義者なのは確かだ。それなりに苦難と成長を経験しながら初心を失わず高みを目指したからこそ、麒麟も王気を認めたと暗示される。最も明るい異色の物語が、後半にどう影響していくかがカギか。2024/05/09

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