内容説明
「おれには名馬、赤兎馬がついている!」群雄並び立つ中、曹操、袁紹を敵に回した呂布は、次第に追い込まれていく――。董卓亡き後、さらに苦境に陥った帝を助けた曹操は、丞相となり朝廷で躍進。また若き孫策は江東を平定し、小覇王と呼ばれるように。さらに淮南では、強大な勢力を誇る袁術が、自らを帝王と称しはじめる。翻弄される劉備の明暗やいかに!? 栄華と混戦の第三巻。(解説・渡邉義浩)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
chantal(シャンタール)
83
【月イチ吉川英治】「玉さえ持っていれば」と、入れ替わり立ち替わり権力を握った者に翻弄される漢王室。長安から今度は覇権を握りつつある曹操によって、許昌へ遷都する。しかしまだまだ群雄は割拠している。袁紹、袁術、劉表、呂布、孫策に公孫瓚。この名前を見ただけでもワクワクしてしまう!前半の山場、呂布に苦しめられ、翻弄され続けた玄徳が、ついに曹操と手を結び、呂布征伐へ!続きは来月!2021/03/03
ふみあき
78
いかにも三国志といった神算鬼謀の連続で、いよいよ盛り上がってきた第三巻。そして呂布の信じがたいほどの素直さと言うか、定見のなさというか、アホさ加減が爆裂した巻だった。糧秣が不足した責任を全て部下に押しつけ首チョンパする、曹操の相変わらずの極悪さよ。袁術の小悪党っぷりもいい。しかし聖人君子と称される劉備が、妻子と老母を戦場である小沛城に置いて逃げるとか、張飛とやってること変わらんし。また、いくら時代が違うとは言え、猟師が自分の妻を殺した上、食肉として劉備に提供するエピソードは怖すぎだろ。2026/02/26
オーウェン
47
董卓は消えたが、未だに政権は安定しない日々。 そこへ曹操、劉備、孫権、呂布が覇権を狙おうと動く。 まだ3かんだが曹操が確実に力を付けており、呂布の包囲網が出来つつある。 次巻は呂布の最期だろうか。2023/09/12
ケイ
39
劉備はあまりに人が良すぎて、それを利用されるのが歯痒くて見ていられない。張飛にとってはいかばかりか。若い頃はクールに見えた曹操が、壮年期を迎え、気分にムラが出てきているようだ。思わず弱気になるときなど、日本の戦国武将とは何かが違うと思う。とにかくすぐに人の首が飛ぶ。昨日までは、近しい家来や味方だったものも躊躇わずにはねる。それを躊躇うのが劉備なので、好ましいのだが、この時代には即さないのか…。吉川氏の注釈はあったが、ああいうもてなしはどうしても理解の範疇を超えている。本当に気持ち悪くなった。2013/09/22
ちび\\\\٩( 'ω' )و ////
35
貂蟬の命を賭けた美女連環の計で、魔王董卓を葬り、天下無双の飛将呂布は、裏切りを重ね、袁紹、曹操、劉備らに次第にその羽をもぎ取られて行く。その呂布の最後は部下の裏切りで結末を迎える。小国だった曹操は天子を自国許昌に迎え、その羽を伸ばしていく。孫堅は劉表の謀略で死し、息子孫策は玉璽の力で、袁術から3千の兵を借り、少数精鋭で広大な江東にその野望の手を伸ばしていく。小覇王孫策。呉国のはじまりである。裏切りと躍進と野望の第3巻。2016/10/30
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