新潮文庫<br> 三国志(九) 出師の巻(新潮文庫)

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三国志(九) 出師の巻(新潮文庫)

  • 著者名:吉川英治【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2026/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101154596

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内容説明

たとえ一命を失うとも、九泉の下、なお桃園の誓いあり。荊州の呉軍、魏の大軍に挟まれ、絶体絶命の危機に陥った関羽。頼みの援軍も来らず、ついに、麦城にて呉に捕われ、非業の死を遂げる。魏では、曹操の後を継いだ息子の曹丕が、帝に禅譲を強制し皇帝に即位。ここに後漢は終焉の時を迎えた。そして、劉備の命の炎も燃え尽きる。遺児劉禅を諸葛亮に託して――。英傑たちが相次ぎ没し、次の時代が始まる。惜別と新生の第九巻。(解説・渡邉義浩)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

78
【月一吉川英治】乱世の奸雄曹操が没し、曹操の子曹丕が魏帝国皇帝となり、400年続いた漢王朝はここに幕を閉じる。玄徳も蜀皇帝となった。そんな中まずは関羽が、続いて張飛が呉との戦いの中沒する。張飛の最後は哀れすぎる。二人の弔い合戦とばかりに孔明の忠告も聞かず玄徳は呉との合戦に打ち出し、白帝城で最後を迎える。感情的になってはいけない事の好例であろう。次々に仲間がいなくなってしまう感覚。寂しい。孔明の南方征伐で、孟獲を捉えては放しの繰り返しの顛末は微笑ましかった。そしてついに「出師表」を奉り、孔明は魏との決戦へ!2021/09/02

香取奈保佐

58
関羽討たれ、張飛、玄備も後を追うようにして鬼籍に入ってゆく。読者として親しんできた「桃園の誓い」の3人が物語から去り、一抹の寂しさを感じる ■とはいえ、風雲急を告げる乱世はまだ終わらない。孔明、趙雲らの古株はさすがの働き。関羽の子・関興、張飛の子・張苞の活躍も頼もしい。こうして世代が変わってゆく感じは、ちょうどマンガの「ドラゴンボール」を読むのに似ている ■かつては武辺のみで語れた三国志も、孔明の登場と力の拮抗からか、外交術にもスポットライトが当たっている。覇権を握るのはいったい誰か、さて最終巻。2019/05/06

ちび\\\\٩( 'ω' )و ////

50
魏呉の猛攻に関羽荊州に散る。曹操逝き息子曹丕は天子を脅し皇帝を禅譲す。ここに漢朝は滅ぶ。劉備これに憤慨し蜀漢の皇帝を名乗り曹魏と対峙し呉へ関羽の仇討ちに。嗚呼。桃園の誓いは九泉の下いまだ変わらず。しかし陸遜の智略に大敗し白帝城で劉備逝く。孔明後事を託され蜀の命運と漢朝復興の大志は彼の双肩に。そして南蛮へ。南蛮王孟獲、孔明に七度捕えられ七度逃され遂に心服。後顧の憂を断ち諸葛亮は北伐を決意。出師の表を奏上す。迎えるは魏の兵権を預かる司馬懿仲達。二人の天才による対決がいよいよ始まる。惜別と慈悲と北伐の第9巻。2017/05/31

オーウェン

47
三国の時代を彩った英雄たちが次々死んでいく9作目。 関羽に始まり曹操や張飛。 そして劉備までも。 その意志は息子や家来が引き継ぎ、三国をめぐる争いは続く。 国を治めることの難しさを曹丕は知り、孔明はより強かになる。 司馬懿と孔明は最後の戦いへと討って出ることになり最終巻へ。2023/10/30

かめりあうさぎ

47
英雄たちが次々と逝ってしまった。戦場に散った関羽、部下に逆恨みで殺されてしまった張飛。義兄弟を失った劉備も失意のうちに死去してしまう。とても悲しい巻でした。趙雲の活躍が減ってしまったのも個人的には淋しい。魏も曹操が死に世代交代。いよいよ孔明が主役になっていきます。南蛮平定、北伐断行、出師の表。劉備にしても孔明にしても、私なんかは「もう蜀だけおさめてなよー。良いじゃん、わらじ編みからここまできたんだからさー」なんて志の低いことを思っちゃいますが、そうはいかないのが男の世界なんでしょうね。いよいよ最終巻へ。2018/05/08

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