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内容説明
日本独自の歴史書の編纂が難航していた。列国の記録や史書と矛盾すれば、国際的な信用を得られず、正当な外交関係が築けない。責任者の忍壁皇子(おさかべのみこ)のもとに、古くからの地方の伝承に詳しい少年・多安麻呂(おおのやすまろ)が招かれる。しかし安麻呂は、かつて謀反の疑いで処刑された大津皇子(おおつのみこ)の隠し子。安麻呂は己の父の処刑を命じた持統(じとう)天皇への復讐を密かに企てていた。一方、皇女(ひめみこ)たちの恋は様々な行方をたどる。初恋を実らせた吉備皇女(きびのひめみこ)。新田部皇子(にいたべのみこ)への失恋のつらさに耐える氷高皇女(ひだかのみこ)。夫である天皇・珂瑠(かる)の愛に報われない宮子(みやこ)。それぞれが、自身が迎える近い未来も知らず、同じ中天の月に祈りを捧げていた。珂瑠に譲位したものの、太上(だじょう)天皇としてこれまで以上に重い責任を負った持統天皇の半生がここに始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
51
新田部親王は氷高皇女(後の元正天皇)を守るために氷高皇女と別れる。氷高皇女は結婚をしないと決意するが、妹の吉備皇女は長屋王と結婚する。藤原不比等は橘三千代と正式に結婚し、さらに権力を握ろうとしていく。太安万侶の少年姿というのも少し意外だったが、その出自や行動にもびっくりした。文武天皇は改元についての決定が通らず、無力感を抱く一方、妻の藤原宮子は男の子(後の聖武天皇)を出産しながら心の病になってしまう。国家としての骨格が少しずつ完成していく一方で、身分や権力に翻弄された人々の姿が哀れみをかき立てる。2025/04/29
そら
34
犬養三千代、、。そうとうな策士で悪女っぷり。それに乗っかる藤原不比等もたいがいだな〜。ここでは、古事記を編纂した太安万侶が大津皇子の息子であるという説をとっている。ふ〜ん、なるほど〜。そして宮子が、あの有名な、心の病で子育て放棄した聖武天皇の母親なのか!私の浅い知識と繋がったわ〜。ワクワクしました〜😁。2021/04/13
更紗蝦
31
五百重娘の老いが残酷なまでに強調されています。未亡人となった後に再婚し、息子が2人もいる五百重は、その「立場」だけなら、傍から見たらとても恵まれているはずなのですが、この漫画では全く幸福な感じがありません。五百重ほど極端ではないとはいえやはり老いが目立つ大伯皇女は、頼りになる夫も息子もいない「心細い立場」にあるにも関わらず、心は穏やかです。外から見える部分だけでは、人の心情をはかることはできない・・・ということがよく分かる巻でした。2013/11/26
椿
18
大津皇子の忘れ形見の話は、思いきってるなぁ、という感じ。珂瑠皇子を大切に想ってるのに報われない宮子が辛い。2016/03/27
あきぽん
14
冒頭から大胆な里中設定の人物が登場する巻ですが、伏線がよく繋がっています。クールビューティーの姉・氷高皇女と、カワイイ妹・吉備皇女の対比も素晴らしい。様々な登場人物の老いや死があって、のちの聖武天皇と光明皇后のほぼ同時出生で終わっています。時代の移り変わりや無常感を、今までの巻以上に感じました。人間関係のもつれの描写力の凄さは、あいかわらずです。2015/12/20
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