内容説明
”幽霊”になってしまった女子高校生有坂紗奈。彼女を何度も救った人生のバイブル『JKの哲学』の著者、ジョアキム・カランブーの正体を探りに出版社に足を運んだ。詳細な情報を得ることは出来ないまま帰路のつく紗奈だが、襲撃を受け誘拐されてしまう。目が覚めた彼女とともに捕らえられていたのは、高校時代の友人・植村と中澤、そして元恋人の李沢、そしてもう一人、五十前後の男がいた。その男は「優莉匡太」を名乗り――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
467
無理矢理つなげてきたなーと失笑レベルの浅い展開が続く。スタバで声掛けてきたナリミが何者なのかや、DV現場に踏み込ませるまでが罠だったのだとしたらあまりに無意味に死人を出していることなど、まぁ今後説明があるだろうと置いておくにしても、地下に中野学校の生徒が最初から潜伏していたらしいという話になって「だから酸素を止められないはずだ!」で納得しちゃうのはさすがに誰かツッコめよと。ほんの百頁前くらいまでバンバン止められてましたよね?そんでその小学生も最初からそこで猿轡されて縛られてたんですよね?2025/12/06
きあら
22
旧友の植村と陽葵、絵夢時代の婚約者の李沢と共に山奥の豪邸に監禁された紗奈。そこには優莉匡太も囚われていた。なんだか駆け引きご多くて退屈な展開。でもそれはファイナルへの地均し。この後はあっちで展開されるのかな。その場合JKⅥはあるのだろうか。2025/12/02
トリック
17
優莉匡太!なんていう声もありそうな作品ですが、高校事変は一冊も読んだことがないのでピンときません。JKと令和中野学校は高校事変のための布石みたいな作品なのでしょうか。高校事変を読んでない自分みたいなもんは読み続ける意義があるのか、なんて思ってしまうような一冊となりました。今作は色々繋げてくるための一冊みたいに感じられて思いっきりは楽しめなかったなぁと。公安は有坂紗奈を引き抜くために友達を水死させかけるとか鬼畜かよ。突っ込みどころのある作品だったけど、表紙の子がついに銃口をこちらに向けてきたので次も読むか。2025/12/13
毎日が日曜日
17
★★★+ 多分優莉キョウタの自作自演。2025/11/29
takashi
15
高校事変とクロスオーバーが本格化する第5巻。ほぼ閉鎖空間が舞台なのは新鮮だったが、進まない展開に冗長さも感じた。結局この舞台も何のために作られたのか、紗奈をスカウトする為にしては手が込みすぎているし、日登美と匡太を同時に拉致できるとは思えない。となると鴻巣の死に際の言い訳は事実の可能性が高い。しかし、それでもおかしな点もあり、やはり首を傾げる。●李沢の死はショッキングではあったが、フラグもあからさまで、あの場に残る意味もなく、雑に処理した感が否めないのが残念。紗奈が匡太に付く理由付けでしかない。(続く)2025/12/14
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