内容説明
K-POPダンスの人気ユーチューバー、EEこと江崎瑛里華。その正体は、悲惨な出来事によって“幽霊”になったひとりの女子高生だった。一方、現実社会で“幽霊”の代わりを務める飯島千鶴は、タワマンの自室でひとり悶々としていた。2人とも訳あって素性は明かせない。しかし、出来心から千鶴は夜の街に繰りだし、悲劇の扉を開けてしまう。果たして彼女たちの運命は? 哀しいヒロインの復讐劇を描く壮絶シリーズ、慟哭の第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
112
シリーズ3作目。このシリーズは高校事変よりバイオレンスさは増している。1作目で惨殺されたことになっている紗奈はEEとしてKポップユーチューバーとなり絶大な人気を持っているが、その鍛えた筋力体力で様々な敵を倒してきた。それをやり遂げるには同じ顔を持つ千鶴の存在が大きかった。その千鶴は愚かな考えから夜の町へ出掛けるがそこから悲劇が始まる。千鶴の復讐に燃える紗奈。これでもかという暴力、凄惨な殺戮シーンの連続。このまま紗奈は死んでしまうのか、それとも…高校事変の田代も登場でコラボとなるのか。気が抜けないぞ 2024/04/07
H!deking
77
待ってました!JK最新作!今回もなかなか胸糞ですね〜。いつも通りとにかく人が死にます。田代ファミリーの話しがちょろっと出てくるけどついにあっちとクロスオーバーか?!2023/12/28
ひさか
51
2023年12月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。壮絶な戦いがあり、有坂紗奈の行方が…。次巻が楽しみです。2024/02/14
よっち
38
K-POPダンスの人気ユーチューバーEEこと江崎瑛里華。一方、現実社会で幽霊の代わりを務める飯島千鶴が、出来心から悲劇の扉を開けてしまう第3弾。2人とも訳あって素性は明かせない状況で、タワマンの自室でひとり悶々としていた千鶴が、夜の街に繰りだした結果として直面した悲劇。彼女のちょっとした好奇心が招いたあまりにも大き過ぎる代償。紗奈がその真相に辿り着いてからの情け容赦のない復讐劇は壮絶で、自らも深手を負いながらそれでも最後までしっかりやりきった彼女はこれからどうするのか、今後が気になるところではあります…。2024/01/28
あんパン
30
JKシリーズ読破したく第3弾を手に取った。内容は目を覆いたくなるバイオレンス的で僅か数日で読了。内容は紗奈の影武者(千鶴)が不良グループに惨殺された。同時にその日に友達になったばかりの「依茉」も別の場所で不良仲間から顔を中心に殴打され惨殺された。それに怒ったEEこと江崎英玲奈の復讐劇が始まる。千鶴は紗奈を慕い姉妹であったような感覚なので千鶴の死は魂を込めた復讐劇だろう。アクションシーンなど詳細に分かり易く表現されていて腕指足などの動きが頭の中で映像化出来るくらいリアルだった。将来の紗奈の幸せを願いたい。2024/02/22