内容説明
K-POPダンスの人気ユーチューバー、EEこと江崎瑛里華。その正体は、悲惨な出来事によって“幽霊”になったひとりの女子高生だった。哀しいヒロインの復讐劇を描く壮絶シリーズ、慟哭の第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
308
多くのレビューにあるように、今回はちょっと今までとテイストが違う。インパクトはあるかもしれないが、紗奈の心情がほとんど語られないため、なぜそういう行動に至ったのか、違和感を残したままな部分も多くある。しかしまぁ、ボコボコのボコにボコられているのになぜ生きてる?という違和感の方がはるかに大きい。結衣と瑠那に改造手術施されて、結衣の技と瑠那の力を受け継いだV3的存在になって、高校事変に登場したら面白そうだけれど、設定的には最新の事変の時には高校卒業している年齢なのか?まだ続編あるのか、先の展開が楽しみ。2025/02/16
モルク
106
シリーズ第4弾。あれっ?中盤までこのシリーズ主役であるはずの紗奈が出てこない。工場勤めの直也は同棲中の絵夢にプロポーズ、親にも紹介するが突然彼女が失踪、自殺したとみられたが直也は納得できず彼女の過去を追う…後半は例のごとく暴力の嵐、これでもかと殺しまくる。前作に出てきた「高校事変」の田代勇次はどうした?この先また絡んでくるのだろうか。ということはまだまだ続くシリーズ?2025/05/29
H!deking
80
おー、これ普通に面白かったですね。高校事変同様ちょっと飽きてきた感じは否めなかったのですが、これに関しては新鮮な展開で楽しめました。それにしても松岡さん筆が速いなー2024/10/31
はにこ
76
始めの方を読んでいたら、あれ?こんなシリーズだっけ?と思う。というのもEEが出てこないからだ。李沢という青年の話が進行していく。失踪した恋人のことを調べていくうちに色んな矛盾が。そして警察に目をつけられたり。そこから一気に話が展開していく。友の過去を清算するために自らの身を危険にさらす紗奈。このままじゃ彼女に平穏な日々は訪れない。自ら身を投じているとはいえ、辛いなぁ。高校事変とも絡んでくるのかな。2024/12/23
sayuri
59
こんなに愛おしく思える連続殺人犯は他にいない。JKシリーズ第四弾。JKは女子高生ではなくジョアキム・カランブーを略したもの。途轍もなく強い人物を意味している。本作では21歳の李沢直也が主人公。同棲していた直也の婚約者・絵夢の失踪から物語は大きく動き出す。絵夢を名乗っていた女性は一体…。勧善懲悪、復讐劇は大好物。今回も満身創痍で悪を成敗する有坂紗奈の活躍を見守り続けた。物語終盤はアクションシーン満載で手に汗握る展開。正義の為に身を挺して闘う紗奈に感動すら覚えた。いつか彼女に平穏な日々が訪れる事を心から願う。2025/03/15