内容説明
執念の取材が問う――戦争とは何か
戦争ノンフィクションの金字塔、待望の復刊!
昭和17(1942)年6月、日本海軍が米軍に大敗したミッドウェー海戦。日米戦死者3418名の詳細を突き止め、彼らの生と死、そして遺族たちの声をたどり、戦争の実相に迫った渾身のノンフィクション。
油槽船「あけぼの丸」で戦死した10名と遺族、そして生き残った元兵士の戦後。結婚から戦死まで1カ月余り――日米の若き士官パイロットの慟哭。[全5巻]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイトKATE
22
ミッドウェー海戦で戦死した日米兵士の多くは、結婚生活がわずかな時間しか過ごせなかった人が多かった。第4巻では、三上良孝・美都子夫妻、チャールズ・ブラノンとドロシーの夫婦が取り上げられている。三上良孝とチャールズ・ブラノンは戦闘機のパイロットであり、ミッドウェー海戦直前に結婚、1ヶ月も満たない夫婦生活と共通点が多い。短い時間の中で、三上夫妻とブラノン夫妻が、誠心誠意を持ってお互いを思いやる言葉に胸が締めつけられた。2025/12/12
aeg55
1
1/3は油槽船あけぼの丸、2/3はミッドウェー直前に結婚し僅かな新婚生活だけで死んだ日米兵士の話で構成される。 残された家族、新婦の様々な銃後の戦後を送る。戦争は亡くなった人だけではなく残された人々にも長い苦しみを押し付ける。宗教に救われたひと、戦死した夫の兄弟と再婚する人、嫁ぎ先の家から出ざるを得なかった人、日々食うもの着るものにも困る人…オーラルヒストリーに挟み込まれ書き記されるるミッドウェーの戦況をまとめて読みたい気がしてきた。2026/06/22




