内容説明
古都・京都の「六角法衣店」にはもう一つの顔がある。店主である六角聡明(ろつかくそうめい)による「失せ物探し」だ。ある雨の十一月、一人の若い女性が店を訪れる。彼女の依頼は七年前に自動車事故で死んだ妹の遺品である日傘の「本当の持ち主」を探すことだった。調査を始めた六角とその友人の安見直行(やすみなおゆき)だが、関係者と思われる男に接触を試みたところ相手が不審死を遂げ、続いて密室状況下で起きた殺人事件に巻き込まれる。現場に遺される暗号めいたアルファベット、そして現場周辺に現れる謎めいた白いワンピースの女……全ての断片が組み合わさったとき、驚愕の真実と底知れぬ悪意が浮かび上がる。ミステリーズ!新人賞受賞者による初長編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
R
33
辻占で解決するスピリチュアルな展開ではなく、きっちり推理を積み上げていくミステリサスペンス。密室、身代わり、暗号などミステリの定番てんこ盛りで、楽しく読めた。視点が切り替わるので、読むのに少々難儀して、正直推理があってるのかもわからなかったんだが、なんかいい感じで話しは進むし事件も展開するしと面白く読んだ。京都の田舎というか、はずれの閑散とした地域というセレクトが渋く、そこなら令和になっても名家がどうしたとかありそうだなと思ったが、京都、学生というキーワードでこの展開はなるほど。2026/01/05
rosetta
27
★★★☆☆今回六角法衣店に持ち込まれた相談は、事故死した妹の傍らに落ちていた日傘の持ち主を探すこと。連続して関係者が死んでいく。7年前の事故を今更ほじくり返す謎の人物とは。つまらなくはないんだけれどなんかあんまり魅力を感じないなぁ。冒頭近くで、持っていた傘が濡れてないから長く待っていたことが判る、みたいなこと書いてるけど理屈が判らん。そんなモヤモヤがずっと続いた。面白かったのはレッドヘリングの脱力ぶりくらいかな。デビュー作はもう少し面白く読んだから長編には向いていない作家さんなのかも。2026/01/18
よっち
19
古都・京都の六角法衣店店主・六角のもとに、7年前自動車事故で死んだ妹の遺品である日傘の「本当の持ち主」を探す依頼が舞い込む第2弾。調査を始めた六角と友人・安見が接触を試みた、関係者と思われる男が不審死を遂げ、密室状況下で起きた殺人事件に巻き込まれ、現場に遺される暗号めいたアルファベット、そして謎めいた白いワンピースの女といった断片が組み合わさった時、驚愕の真実と底知れぬ悪意が浮かび上がる展開で、本の日傘をきっかけに観察しながら手がかりを積み重ね、次々に生じる疑問を解消していくストーリーなかなか秀逸でした。2026/01/18
K1
12
著者初の長編! 謎解きの一部に「ん?」と思ったり、話しの流れに「うまく行き過ぎなんじゃ」と思うところもありましたが、一気読みでした。次作も期待してます。2026/01/10
みいやん
9
シリーズ2作目で今作は長編。少々無理筋と思われる所もあったが、だまされた。個人的には短篇の方が好き。2026/01/15
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