シュルスの魔女 12

著者名：小田原みづえ【著】

日本文芸社（2025/10発売）

• ISBN：9784537173055

内容説明

魔女の血とこわれた記憶がめぐる
大河ファンタジーラブ、ついに完結！

悠久の時を超えて対峙したシリウスとヨハン
同じ家に生まれ、同じ悪魔に力を借りた「約束の子」の決戦。
死闘の先に待ち受けるさらなる試練とは――!?

ループにともなうパラドクスを解き、途絶えた記憶を繋いで
混沌の中でやっと掴んだ愛しいその手。
生き残った「最後の魔女」ヴィーとシリウスが
いま、たどり着いた未来は――。感涙の最終巻！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[かなっち]

2025年10月新刊。シリーズ第12巻は、未来を変えようと奮闘した努力が実を結んだ…感動の完結でした。何百年と一人で頑張ってきたユーリの幸せな姿を見ることが出来、途中分かりにくくて挫折しそうになりましたが、最後まで追いかけてきて良かったです。寿命がある人間になったのは驚きましたが、悠久の時を生きてきた2人には一番の幸せなのでしょう。心配だったのは取り残された彼らを助けたメフィストでしたが、最後に心が満たされる幸福を知って、賑やかになりそうな未来に安堵しました。機会があったら、1巻から読み返そうと思います。

2025/11/26