内容説明
日織(ひおり)は、志を共にする国主たちの協力により二つの約定締結まで一歩。附孝洲(ふのこうしゅう)軍を挟み討つ準備が進むなか、続く体調の異変が懐妊のためと解る。喜び溢れるなか、胎(はら)の子が通常の六倍の早さで育つことに煩悶していた。一方、報を受けた悠花(はるはな)は、日織の許に向かうため、逆封洲(さかのほうしゅう)の若き国主が母を殺(あや)めるに至らせた己の罪を晒(さら)す覚悟を決める――龍ノ原(たつのはら)奪還の戦火燃えたぎる中、産声は上がるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
29
そろそろクライマックス!日織と悠花は再会できるのか?龍ノ原は?などなどハラハラし通しでした。有間たちはうまく事を運べるのか?『潮目が変わる』まさに龍ノ原は変わろうとしている。もう早く続きが読みたい!うまく地龍の怒りを抑えて欲しい。日織と悠花なら大丈夫!2025/09/02
よっち
25
志を共にする国主たちの協力により、附孝洲軍を挟み討つ準備を進めていく日織の原因不明だった身体不調の原因が判明する第8弾。一附ニ封の約定、ニ附一封の約定という2つの同盟締結が見えてきた中で不安要素となった附敬州の次期国主・追深池の戦を避ける姿勢、そして逆封洲国主・末和気と悠火の関係。一方で皇尊たらんとしていた不律が現実を突きつけられる一方、懐妊した日織の子が通常の6倍の速度で育つ難しい状況でしたけど、しっかりと覚悟を見せた日織が皇尊らしさがなかなか印象的でしたね。物語としてもここからまた大きく動きそうです。2025/08/28
あゆ
9
色んな場所で物語は進んでいく。そしていよいよ舞台は龍ノ原に。続きが早く読みたいです2025/09/06
kmori299
7
感想をうまく書けない自分の語彙力の無さが恨めしい。日織と悠火の絆を邪魔しない夏井がめっちゃ好みです。深池にイライラするなあと思ったけど、意外と有間に馬鹿にされるだけにならなくて面白かった。ああ、読んだ先からもう次巻が読みたい・・ 2025/08/30
不羈
6
それぞれがそれぞれのいろんな想いを抱きながら、前に進もうとする物語。敵役にも云い分はあり、それをきっちりと描いてる。 そして、その軸に『縁』が絡んで美しい風景を見せてくれる架空歴史小説。 ホントに面白いよ📖2025/09/05
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