新潮文庫nex<br> 龍ノ国幻想3 百鬼の号令(新潮文庫nex)

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龍ノ国幻想3 百鬼の号令(新潮文庫nex)

  • 著者名:三川みり【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2022/08発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101802480

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内容説明

央大地(ひさしだいち)の八洲の一つ、反封洲(たんのほうしゅう)国主の長子・伴有間(とものありま)。冤罪により母と共に深い大地の亀裂へと落とされ、尊厳を踏みにじられて生き延びた壮絶な過去を持つ。ようやく救い出され臣下から信頼を得るも、父からは再び亡き者とされ、次期国主の座を義弟に奪われそうになる。だが龍ノ原(たつのはら)より帰国した有間は、皇尊より賜った書札を携え戦へ。復讐の鬼と化した男の壮絶なる国盗りが幕を開ける!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あっか

60
物語の主軸は与里売と共に国に帰った供有間の国主争いへ。完全に有間編かなと思ったけど、皇尊になった日織と悠花との絡みやその後も出て良かった!きっと誰か裏切り者がいるんだろうなーと思ったけど…そっちかー!良いところで終わったので続刊を早く読みたい♪日織と悠花の夫婦問題は、良きところに決着して欲しいなあ…不津王もこのまま黙っちゃいないだろうし、このシリーズまだまだ続きそうで嬉しい。重厚で読み応えがあって、どこか十二国記のような分厚さも感じせさてくれる作品です(三川みりさん、ガイドブックに寄稿がありましたね!)。2022/09/07

Nyah

58
これは楽しい。舞台がしっかり書かれたファンタジー。十二国記を読んだ時に感じた、高揚感、先への期待。ワクワクします。/ 龍ノ原の初の女性皇尊が決まり、八洲の一つ反封洲国主の長子・伴有間は、龍ノ原より密かに帰還し、次期国主を目指す。群雄割拠。寝首をかかれないよう注意し、戦いに挑む。/龍ノ原では皇尊は夫を持つよういわれ‥。「とりかへばや物語」みたいに入れ替えられた簡単だけど、そうもいかないからね。2022/10/19

papako

40
伴有間の壮絶な国取りの巻。穴の底で生きていた有間は、信頼できる者たちを得て国主になる。しかし、日和見な姫に騙されなくてよかった。あんた、ほんといい男だ。早く日織との共闘が読みたい。2024/01/07

kagetrasama-aoi(葵・橘)

39
「龍ノ国幻想」第三巻。一、二巻は龍ノ国の成立ちや皇尊(すめらみこと)の即位が中心のストーリー、今巻は央(ひさし)大地の八洲の一つ反封洲(たんのほうしゅう)での国主争いが焦点となっている。因みにこのストーリーは央大地に一原(龍ノ原)八洲が存在している設定。国主争いの中心人物が表紙絵の “有間” 。この有間の生立ちが凄まじく、心震える。言動一つ一つが格好良過ぎ❤️残りの七洲の物語も一国毎語られるとしたら、長いシリーズになりそう!胸が熱くなるストーリー展開、続きが楽しみ。次巻は日織と悠花の話が進むことに期待。2024/02/25

よっち

37
龍ノ原の皇尊が定まり、日織から信頼の証たる書礼を携え祖国へ帰国した反封洲国主の長子・伴有間。父と異母弟たちに侮られた彼が王になるため頂を目指す第三弾。冤罪で母と共に深い穴へと落とされ、人としての尊厳をことごとく踏みにじられながら生き延びた有間の壮絶な過去。そんな彼が追い詰められていく中でついに立ち上がる展開で、こういうギリギリの局面でこそ人の本性が露わになるのを見せつけられましたけど、彼の行く先に希望は見いだせるんでしょうか…女の身で皇尊となったがゆえに夫問題に悩む日織の今後も気になるところではあります。2022/08/30

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