講談社タイガ<br> 帝室宮殿の見習い女官 シスターフッドで勝ち抜く方法

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講談社タイガ
帝室宮殿の見習い女官 シスターフッドで勝ち抜く方法

  • 著者名:小田菜摘【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 講談社(2025/04発売)
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  • ISBN:9784065388938

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内容説明

母との相克から宮中女官を目指して、試用期間中の海棠妃奈子は
今上の叔母・涼宮に付き添って女子医専を訪ねる。
寄付を募るための講演会に、教授の世津子に請われて涼宮が登壇したのだ。

そこで妃奈子は、同級生の初音と再会する。
最初こそぎこちなかった二人だが、たがいの実家での境遇に興味を抑えきれずに、
最後は腹を割って話しあう。
華族学校時代のフラストレーションと反省を共有した二人は、友情を深めあう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

49
月草の内侍や純哉の身の上と物語の進展がうまくリンクしすぎているようにも思うが、その分読後感はすっきりしたものになる。ま、上流階級の物語なのでリンクしていても不自然ではないかも。帰国子女の悩みや学びの方向性を見つけて成長していくヒロインが気持ちいい。宮中の物語なので大正ロマン的な要素が少ないのが寂しいが珍しい題材なのでシリーズの続きが楽しみだ。2025/05/25

のんちゃん

27
毒親から逃れ宮中女官になった妃奈子の物語、第2弾。今回は3話構成だがいずれも明治維新が昔になったとはいえ、まだ家父長制度が残っていた時代の親子関係の話だ。ひょんなことから再会した妃奈子の女学校時代の同級生、妃奈子の宮中での世話親の月草、そして想い人・宮内省勤務の純哉迄、親と子の確執、執着、そして愛情の話が繰り広げられる。この時代はそこに華族として世間体等が加わり、事を面倒にしている。妃奈子をはじめ、この時代の職業婦人にがんばれ!とエールを送りたくなる。妃奈子と純哉の仲がほんの一歩進んだ感じがして嬉しい。2026/05/04

よっち

23
母から逃れ、宮中女官となって半年。試用期間中の海棠妃奈子は、教授の世津子に請われて今上の伯母・涼宮に付き添って女子医専を訪ねる第2弾。元同級生の初音と再会して、最初こそぎこちなかったものの、お互いの実家での境遇に興味を抑えきれず、最後は腹を割って話しあう妃奈子。そこからのこの時代の女性の扱いを垣間見るような展開でしたけど、そんな人たちばかりではなかったことには救われますね…。今回をきっかけに妃奈子が意識している純哉との絆も深まった感がありましたけど、帝からの期待もあって今後の展開が楽しみになってきました。2025/06/09

ベローチェのひととき

21
妻から廻ってきた本。毒親から逃れ、宮中女官となった 海棠妃奈子の物語、第二弾。3章からなる連作短編集。今回は明治中期になり西洋化が進む中でも、一向に変わらない旧態然とした理不尽な家父長制度の元における母親と子供の関係についてスポットを当てた3話となっている。複雑な感情を持ちながらも一人の女性として生きている人々が出てきて生き様がかっこいいと思う。2026/05/13

お涼

21
シリーズ2作目。意に沿わない結婚から逃れるため宮中女官となった海棠妃奈子。半年が経ち海外育ちの妃奈子も少しずつ宮中の儀式やしきたりにも興味を持ち、勉強が楽しくなってきていた。女性が生きたいように生きるのが容易ではない時代、それでも自分を貫き通した女性たちの物語、そしてなんともしがたい家族の物語でもあった。2025/06/12

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