講談社タイガ<br> 帝室宮殿の見習い女官 見合い回避で恋を知る!?

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講談社タイガ
帝室宮殿の見習い女官 見合い回避で恋を知る!?

  • 著者名:小田菜摘【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 講談社(2024/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065326411

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内容説明

「お母さんは、私の幸せなんて望んでいない」
父を亡くし、編入した華族女学校の卒業式した海棠妃奈子は、
見合いを逃れる術(すべ)を探していた。

無能な娘は母の勧める良縁──子供までいる三十も年上の中年男に嫁ぐしかないという。
絶望した妃奈子は大叔母の
「女官になってみたらどうや」という言葉に救われ、
宮中女官採用試験を受ける。
晴れて母から離れ、宮殿勤めの日々がはじまる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

61
外交官の父と共に欧州で暮らしていた妃奈子は父の死によって母と妹と共に帰国し華族女学校に編入したが馴染めないままに卒業式を迎えた。良妻賢母を是とする母は、妃奈子に親子ほども年の違う相手と結婚しろという。見合いから逃れるために大叔母の紹介で宮中女官採用試験を受け、母と離れて宮中勤めを始めることに…。帝国劇場での観劇の雰囲気から大正時代を想定した物語なのだろう。恋の予感もあり、珍しい舞台設定もあり今後が楽しみなシリーズだ。2024/02/01

よっち

30
父を亡くした帰国子女で、編入した華族女学校の卒業を迎えて見合いを逃れる術を探していた海棠妃奈子。大叔母の勧めで宮中女官採用試験を受ける物語。外交官の父と欧州で暮らしていたこともあって、三十も年上の中年男に嫁ぐしかないという母が勧めるお見合いをとても受け入れられず、宮殿勤めを選択した妃奈子。母からはエキセントリックで無能と決めつけられていた彼女が、女官としての仕事をする中で自分の居場所を得てゆくストーリーはなかなか良かったですし、帝国劇場で観劇したりもして恋の予感も感じさせてくれる今後の展開が楽しみですね。2024/02/15

きょん

17
外交官の父とともにイギリスやフランスで育った妃奈子は、帰国後華族女学校に馴染めずにいた。卒業後親より年上の男性との縁談を母親から強引に勧められ途方に暮れている所に大叔母から宮中女官の職を教えられる。若く、海外を知る先進的な妃奈子が伝統の極みである宮中女官生活を通し毒母の呪縛から逃れ、自立していく過程が読んでいて心地よい。まだ、副題の「恋を知る」部分はこれからだと思うので、シリーズ化して欲しい。2024/03/24

ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

14
どこか平安の世を思わせる宮殿のお話。外国育ちの妃名子はエクセントリックと母から言われる続け身の合わない結婚までされそうなのを女官という職に逃げる。あんなに帰国女子だったのがいろんな立場や年齢の人と関わって変わっていくのか。純哉への想いはどうなったのか・・。2024/03/01

葵上

9
続くよね!? と言いたくなる。儀式もうちょっと詳しく書いてほしいと思うくらいに面白く読めた。 ちょっと用語が難しいけど、最初の20ページ越えるとあとはどんどん、読めちゃうよ。オススメ(^O^)2024/03/19

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