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内容説明
悲劇は何度でも繰り返される
神の居場所が危険区域となっている東京。周囲の人間に害が及ぶ事態を、時間を遡ることで回避してきた時永。その能力を知ったうえで、和宇慶は研究所を急襲する。時永が十分に対策した上で臨んだはずの「再戦」だったが、自暴自棄とも言える和宇慶の攻撃で予想外の被害が……?
明らかになる新たな能力と、切なる願い。江野朱美による渾身作、第9巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
39
もう主人公は時永でよくないか?っていうくらい、時永の献身が描かれた巻。時間遡行能力の対価に、体を失っていく時永。敵である和宇慶しか死なない状況で、それでも彼は和宇慶を救おうとする。一方の和宇慶は、アフアズにのみ忠誠を誓う谷古宇の為に死地を選ぶ。愛でも忠誠でもなく、虚無心だけでもない。それでも心の何処かには谷古宇への“気持ち”がある和宇慶の献身。そして、人間に感化されるようにして、ヲロカピやニスロカら神々もまた、ほんの少しづつ、変わってきているように見える・・・。2025/04/20
フロム
3
神に対する洞察が深い。一神教対する作者の答えはかなり正解に近いのではないかと思う。作中、力だけの存在が知性を持ち自我を持ち神として成長していくと言う設定は他の漫画では中々ない。そしてその神を動かすものが最終的には人間性と言うのも面白い。開示情報はまだまだ少なく底が見えない。尻すぼみにならない事を祈るのみ。オロカピの俗性と時に魅せる神性の対比が見事の一言。この作者ギャップの使い方と制約のかけ方がホント上手いよね。今一番脂が乗ってる漫画家の一人であると思うよ。2025/04/25
イヌヌモー
1
長らく伏せられていた時永の能力が明かされ、和花の過去も少し見え隠れ。かなり情報が増えたのに相変わらず何も分からない。そしてめちゃめちゃ面白い。もしかしたら思っているより歪みない愛に溢れた作品なのかもしれない。2025/07/23
想影真心
1
にゃばばが良い。神の正体が少しづつ。しかし、わかは今後どうなる?2025/05/16
ちる
1
電書。ヲロピカに泣かされる2025/05/03