- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
この国に安全圏は無い。
神の居場所が危険区域となっている東京。
「神殺し」を誓う少女・和花は、対神科学研究所が
生み出した人造人間・名有との戦闘を強いられる。
和花の中に、彼女自身も制御不能な凶暴性が潜んでいると
知りつつ、それでも研究所の外で生活させるよう提案する
時永だったが、その矢先、思わぬ事態に巻き込まれ…？
江野朱美の渾身作、待望の第2巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
51
仲間は皆良い方々だけれど、やってることは鬼畜以外の何物でもないという不穏。戦争状態だから？まぁ和花がとうとう遭遇した“神”の思考も超越し過ぎていて、温もりも何もないが。一巻から登場してた信徒の子もあっさり分解されちゃったしな。偶像崇拝を許さないという神の姿が怖くて良い。神を宿しているという和花がいきなりの大ピンチだが、切り札ネコさんの救いの手、なんとか間に合うのか。個人的には蛇神さまが混じった巳波さんが予想外に紳士で優しくて好印象。生き残って。2022/07/25
陸抗
23
まだまだ舞台を整える準備中だと思える内容で、敵味方の顔見せも多かったと思えば簡単に退場する人もいて、気が抜けない。和花の中の神も、掴み所が無さすぎた。だから神なんだろうけど…。2022/08/01
RIN
14
徐々に役者は出揃い始めるも物語はまだまだ序盤。誰も彼も腹に一物ありそうで、背景は憶測すら届かないほど遠い。IPOと呼ばれる神は一体何なのか。和花の中に潜むアルラとは何者なのか。確認されている6体。無慈悲、無秩序、無意味。悪ふざけのコミカルさと心理をえぐるエッジの効きまくった言葉。命の平等性への欺瞞を暴いて、ゴミと料理をテーブルに並べてみる。人間の原罪が言葉ならば我々はバベルの塔まで遡らなければならない。超個人的な思想と哲学が笑いながら傍観者の頬に血を塗りつける。時永と帯川の存在意義。救いは現状奈落の底に。2022/06/29
蒼
5
設定が「神」ありきのために、登場人物が呆気なく退場する可能性があることを知った2巻…迂闊にキャラを好きになれない…好きになった瞬間ヤられるかもしれない…。どの人物もまだ得体の知れない感じがしてそわそわする。とりあえずニャババは癒し。3巻へ。2022/12/31
もここ
5
あれが本物の猫の宅急便……。めちゃかわ。でも実際こんな神が出現したら、死にに行く人激増するだろうなって思う。特に日本はね。最後に綺麗なもの見て死ねるならいいかなって思ってしまう気持は分かる。猪狩さんばあちゃんなのに強いのか…めちゃ気になる。帯川のキャラも好き。無神経なのに人を傷つけないキャラって難しいからか、中々いない。アルラの言葉についての話も良かった。鶯さん助かるとみせて助からなかったのもキツい。だからガス使ってたのか。てことはもう早い段階で死んでたのかな。2022/06/26
