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内容説明
時は1999年。三流オカルト雑誌の編集者・犬吠埼と、カメラマンで霊感のある浅間は、奇妙な事件ばかりを取材していた。ある日、犬吠埼の先輩がとある怪異事件に巻き込まれたため、浅間は除霊師をしている火野を呼ぶことに。しかし、彼は浅間の遠縁で、浅間の暗い過去を知る人物でもあり……。一方現代の総一郎は叔母の死を調べるために、かつて火野の助手であった三駄の元を訪れる。禁忌に触れる最恐ホラー第3巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
39
現れた浅間の親族も、異界とのコンタクトを生業とする者のようだ。その解決法は浅間の理念とは相容れない。次第にラヴクラフトのコズミックホラーのように侵食してくる怪異は、もはや人間の手に負えるものではないようで、あるものは神の如き力を震い、あるものは異星人のようにさえ見えてくる。浅間の純朴な妹を引きずりこんだように、犬吠埼も連れていかれてしまうのかな。妹・あさひは何に成り果ててしまったのか、今もまだ脅威として浅間の周囲を彷徨っているのだろうか・・・。登場人物全員、闇堕ち必須に思えてならない展開。怪奇漫画だし。2025/03/09
マツユキ
12
家から出られない先輩後編。牛の首の怪談を探る高校生たち。ある山でたくさんの人が経験している怪現象。井戸。カメラマンの一族が何者で、家族に何があったのか、そして、ライターにもまた過去がある…。現代では伯母の死の真相を探るため、甥も動き出す。本当何があったのか早く知りたい。2025/03/24
かなっち
3
三流オカルト雑誌の編集者が霊感のあるカメラマンを伴って、奇妙な事件を取材していく「禁忌に触れる最恐ホラー」第3巻。前巻同様独特な絵と雰囲気に恐怖感が増幅され、おどろおどろしい感じがノンストップで迫り、背筋がゾっとするのを止められません。に加えて、浅間さんの過去と悲しい妹との別れが新たに分かって、益々面白さを増してきました。と書きつつ、犬吠埼ちゃんの死ももう明らかになってるので、決してハッピーエンドではなさそうなのがツラいトコロですが。そして、ドッペルゲンガーには遭いませんように、と祈りながら読了しました。2025/04/12
Mark.jr
3
「弊呼殺し」はホラー短編として非常に完全されていて、舌を巻きましたね…。2025/03/26
KUU
2
それっぽくニオワセてたわりに、妹の話はあっさり終わったな。残ってるのはメインヒロインちゃんだけか。――まぁ、コイツは放っておいても絶対怪異にやられるから、主人公のせいにするのはかわいそう2025/04/06