角川文庫<br> 凶笑面 蓮丈那智フィールドファイルI

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角川文庫
凶笑面 蓮丈那智フィールドファイルI

  • 著者名:北森鴻【著者】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • KADOKAWA(2024/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041140758

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内容説明

「異端の民俗学者」と呼ばれる蓮丈那智の研究室 には数々の依頼が舞い込む。助手の内藤三國と共に那智が赴くと、なぜか調査は事件へと変貌する。激しく踊る祭祀の鬼。凶々しい笑みの面の由来。丘に建つ旧家の離屋に秘められた因果。三國が遭遇した死亡事故の顛末。才能と美貌を兼ね備た那智の推理は深淵に潜む真実を炙り出す。過去と現代を結ぶ殺人事件に民俗学的考察が冴え渡る5篇。北森鴻の代表シリーズ、待望の再始動。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

60
民族学とミステリのバランスが抜群なシリーズ。久しぶりに再読したがやっぱり面白い。異端の民族学者・蓮丈那智の元に持ち込まれる奇妙な依頼の数々。しかし那智が助手の三國を連れてフィールドワークに赴くと調査はなぜか事件へと変貌する。鬼の祭祀とストーカー殺人、まがまがしく笑う面から派生する殺人、旧家に伝わる離屋に秘められた秘密、遺体を仏像に見立てた見立て殺人など歴史と因果が絡まりあい、闇に埋もれた過去の真実と現在の事件が那智の鋭い頭脳によって解き明かされる。民族学的うんちくも楽しめる物語。2024/06/24

ぽろん

30
異端の民俗学者の美人教授と助手が調査に赴くと、必ず殺人事件が、、、。民俗学とミステリーを同時に堪能という事だが、自分にはちょっと難解。なかなか、中に入り込めず読了。又、機会があれば、読み直したいです。2024/05/24

geshi

29
蓮丈那智というネーミングと他を寄せ付けないキャラクターの魅力がフックになり、しっかりした民俗学的考察が知的好奇心をくすぐり、ミステリとして綺麗に着地する、シリーズのパッケージングが本当によくできている。『鬼封会』祭祀にも事件にも見えた形の逆転を効かせた巧さ。『凶笑面』面の解体=事件の解決が密接に絡めたつくり。『不帰屋』離屋の意味の変化は興味深いが動機は納得できん。『双死神』HOWは面白いけど別シリーズと繋げるのは早くないか?『邪宗仏』民俗学に余りを作ったのは良。フーダニットはでたとこ勝負な感じ。2024/05/17

うなぎ

15
帯の「民俗学×本格ミステリ ここが、原点」に惹かれて勘で買った本。本を開いてすぐの「諸星大二郎先生の「妖怪ハンター」に捧ぐ」の文面から期待値爆上がりしてたら、ミステリーがおまけっぽく感じるくらい、テーマになる民俗学の話がめちゃくちゃ濃くて面白かった。それぞれ短編の「鬼封会」「凶笑面」「邪宗仏」など不気味な題と雰囲気も合ってた。おかげで民俗学ものが読みたくなったので、遠野物語を久々に読む予定。2024/05/19

ソラ

9
【読了】A 新潮文庫版でも持っているけれど思わず購入。久しぶりに読んだが民俗学とミステリィが見事に融合してて面白い。自分が民俗学に興味を持ったきっかけともなった作品でずっと続いて欲しかったがまさかこんなに若くして作者がお亡くなりになってしまうなんて…。2024/05/03

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