メディアテクノロジーシリーズ 5<br> シリアスゲーム

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メディアテクノロジーシリーズ 5
シリアスゲーム

  • ISBN:9784339013757

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内容説明

今後この分野の研究・開発に取り組む方々の共通基盤となる知見を提供する事に主眼を置き,シリアスゲームの成り立ちから展開,各分野の事例や新たな取組みを整理して論じるとともに,その意義や社会に起こした影響を解説。電子版ではカラー図面を豊富に掲載。

目次

第1章 シリアスゲームとは
1.1 シリアスゲームの定義と対象
 1.1.1 「ゲーム」の概念的な定義
 1.1.2 シリアスゲームの定義
 1.1.3 シリアスゲームの範囲
1.2 関連用語との類似点と相違点
 1.2.1 ゲーミングシミュレーション
 1.2.2 エンターテインメントエデュケーション
 1.2.3 エデュテインメント
 1.2.4 シリアスゲームとともに提唱された概念・用語
 1.2.5 ゲーミフィケーション
 1.2.6 その他の関連用語

第2章 シリアスゲームの展開
2.1 シリアスゲームの歴史的展開
 2.1.1 シリアスゲーム登場の発端とコミュニティ形成
 2.1.2 初期の代表的事例
 2.1.3 シリアスゲームが起こした変化
2.2 国内における展開
 2.2.1 国内大手ゲーム会社の動向
 2.2.2 産学連携によるシリアスゲーム開発の取組み
2.3 ゲーミフィケーションへの展開
2.4 シリアスゲームの残した成果

第3章 シリアスゲームのデザイン
3.1 シリアスゲームの一般的なデザイン論
 3.1.1 ゲーム学習のフレームワーク
 3.1.2 学習に効果的なゲーム要素
 3.1.3 シリアスゲームの一般的なデザイン論のまとめ
3.2 学習領域に合わせたシリアスゲームの事例紹介
 3.2.1 防災の学習領域のシリアスゲーム『StopDisasters!』
 3.2.2 歴史の学習領域のシリアスゲーム『MissionUS』
3.3 学習領域に合わせた独自なデザインについての考察
 3.3.1 二つの事例における学習領域ならではのデザイン
 3.3.2 各学習領域におけるキー概念の抽出方法
3.4 学習領域に合わせた効果的なシリアスゲームのデザイン論
 3.4.1 学習領域に合わせた効果的なシリアスゲームのデザイン手順
 3.4.2 熟達者研究を活用した歴史領域のシリアスゲームのデザイン事例

第4章 シリアスゲームのメディア
4.1 シリアスゲーム研究におけるメディア
4.2 アナログゲームとデジタルゲームの特徴
4.3 シリアスゲームとメディアの特性:『ジョブスタ』を対象として
 4.3.1 事例1:『ジョブスタ(アナログ版)』
 4.3.2 事例2:『ジョブスタオンライン(アプリ版)』
 4.3.3 事例3:『ジョブスタオンライン(ビデオ会議版)』
 4.3.4 事例4:『ジョブスタ(ハイフレックス版)』
 4.3.5 メディアの特性の影響についての考察
4.4 教育目的のシリアスゲームのメディア比較研究
4.5 メディア特性を活かしたシリアスゲームの展望

第5章 シリアスゲームの開発方法
5.1 シリアスゲーム開発方法普及の重要性
 5.1.1 ソフトウェア工学とゲーム開発
 5.1.2 一般的なゲーム開発とシリアスゲームの開発の相違点
 5.1.3 シリアスゲーム開発プロセスSGDP
5.2 シリアスゲーム開発の実際
 5.2.1 開発者自ら課題に対して調査を行う場合
 5.2.2 ユーザーと専門家の協力を得て開発する場合
 5.2.3 専門のSEと共同で開発する場合
コラム:シリアスゲーム命名クラーク・アプト博士
5.3 シリアスゲーム開発法の普及活動:シリアスゲームジャム

第6章 エクサゲーム
6.1 エクサゲーム研究の現状
6.2 エクサゲームの利用者と環境
6.3 事例1:『リハビリウム起立くん』
 6.3.1 ゲーム概要
 6.3.2 検証
6.4 事例2:『ロコモでバラミンゴ』
 6.4.1 ゲーム概要
 6.4.2 検証
6.5 事例3:『たたけ!バンバン職人』
 6.5.1 ゲーム概要
 6.5.2 検証
6.6 コミュニティ形成
 6.6.1 施設内でのコミュニケーション
 6.6.2 地域における健康運動サークル
 6.6.3 スマホとクラウドを用いたオンラインコミュニティ
6.7 エクサゲーム研究の展望

第7章 地方創生とゲーム
7.1 企業と個人,双方の地方創生ゲーム
7.2 ご当地ゲームの広がり
7.3 ご当地ゲームの先行研究と先行事例
7.4 インディゲームが切り開いた「地方創生ゲーム」への展開
7.5 公費投入型地方創生ゲーム
 7.5.1 種類
 7.5.2 公費投入型地方創生ゲームの背景
 7.5.3 開発事例
 7.5.4 長所と課題
7.6 インディゲーム型地方創生ゲーム
 7.6.1 事例1:『岐阜クエスト』
 7.6.2 事例2:『まるがめクエスト』
7.7 産業育成型地方創生ゲーム
7.8 地方創生ゲームの未来

第8章 今後の課題と展望
8.1 各章の論点の整理
8.2 これまでの課題と展望を振り返る
 8.2.1 シリアスゲームを軸とした異分野連携
 8.2.2 ゲーム業界におけるシリアスゲームの可能性
 8.2.3 ゲームに対する認識の社会的変化
8.3 これからの課題と展望
 8.3.1 開発と導入のための方法論の充実
 8.3.2 効果に関する知見の共有
 8.3.3 支援の仕組みと導入のための基盤整備

引用・参考文献
用語索引
ゲーム索引

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