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内容説明
6人目の王妃は誰だ――!?
1542年、2月――
ロンドン塔のタワー・グリーン。
大人たちの都合で祭り上げられ、わずか17歳にして“5番目の王妃“となった少女が、
ただ恋人を愛したばかりに裁かれ、数多の血を吸い込んだ断頭台に上ろうとしていた。
「私がお前のために祈ろう」
庶子であり、無力な7歳のエリザベスの言葉は、彼女の魂を救うのか。
それから半年後。
22歳になったウィリアム・セシルは、
父王であるヘンリー8世の存命中に、エリザベスの王位継承権復活を目指す。
「あの王はいつも女で動く」
目的遂行のため、助言を得たセシルが目指したのは、
“6番目の王妃”の擁立だった――!!
第二章“王妃交代劇編”クライマックス!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
34
エリザベスが女王になるための道を拓いてくれた聡明な継母・キャサリン・パーが、寂しい王一家をまとめる賢母として描かれていて、とても良かったです。セシルの愛らしいだけの妻・メアリーも出産後死去…ほんと、赤ちゃん産むのが命がけだったんだなあ。次回の待合室(死んじゃった人たちが常連なスナックです)には「どの面下げてアイツは…」とあるので、来るな、あの男…とワクワク。ぜひKYっぷりを発揮してのこのこ登場してほしいな。若かりし頃のハンサムな彼で来るのかしら、ぷぷぷ。2024/05/17
りー
24
呆気なく処刑された5人目の王妃。代わって優れた知性を持つ侍女として登場してきたキャサリン・パーが王妃になる。誰も幸せでない王家の皆を繋ぐ鎹になる、という彼女の強い決意の結果、バラバラだった王家の家族が初めて奇跡的に心を通わせられるようになった。史実でも彼女の母性と知性は称賛されていて、こういう人が傍にいたから(あ、主人公のセシルも💦)エリザベスは優れた君主になれたのだろうなぁと思った。父と姉を反面教師として。2024/05/01
空のかなた
20
ウィリアム・セシル22歳。レディベスの王位継承権の復活というなすべき事への覚悟を待たざる得なくなった巻。大切なものを失い、青年から志しを持つ大人へ。そのきっかけはやっと掴んだ恋、メアリが亡くなったせいか。貧乏な法学生のままの甘ったれでは、息子だけではなくエリザベスさえも支えられない。ロジャー・アスカムがセシルに囁く台詞は「あの王はいつも女で動く。君の息のかかった女を送り込めよ」、一歩踏み出したセシル。同時に、スコットランドには生まれた生後間もない女王、メアリ・スチュアートが。因縁の2人の幕開け。2024/05/05
ミキ
16
キャサリン・パー、いい人だな。2024/04/06
kazmimagica
16
キャサリン・パーさん、強き人、愛しき母。なかなか読ませる本編ながら、巻末のおまけマンガが飛ばす、飛ばす、飛ばしまくる。このために歴史があるかのような…。こざき先生、佳きかな。2024/04/01
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