内容説明
【電子版巻末にはajimita先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
『親友・千尋へ。もし俺の身に何かあったら、この手紙を渡して欲しい』
真琴と千尋が契約夫婦として、鎌倉の「あやかし屋敷」で過ごす初めての冬。
一通の、宛先不明の手紙が見つかった。
それは千尋の亡き親友で、この屋敷の元所有者・遠原の書いた「遺言」だった。
渡し主のわからないこの手紙と、あやかしに深くかかわる事件が、
不器用に育まれつつあった夫婦二人の絆を大きく揺るがすことに――!?
これは、想いの伴わない「契約が」、
かけがえのない「約束」へと変わっていく物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あずとも
4
あやかしやだけでなく人も新キャラが登場、特に天間書房の編集者・高旗が終始いい感じ。楽しい掛け合いにハラハラする場面もあり楽しめた。契約から始まった2人の気持ちの変化が周りから見れば分かりやすいけれど相手の事を思うがゆえの進展のなさがもどかしい。2024/04/06
色素薄い系
3
NetGalleyより。1巻では「自分の希望を口にする」という事すら躊躇していた真琴。ほたる祭りに行ってみたいけど千尋の時間を自分が奪ってしまうのは申し訳無いと考えていたのに2巻ラストで「これからやりたい事」を千尋に言えるようになったのはかなり成長したなと嬉しく感じた。だがしかし気になる所で終わってしまったので3巻目待ってます。 2024/02/07