内容説明
皇帝ポール・アトレイデスが砂漠の中へと歩き去り、10年が過ぎた。惑星アラキスは緑のオアシスが散在する別天地になりつつある。だが、この緑化は帝国を破滅に導く陥穽だった! そんななか、宿敵コリノ家はポールの双子の遺児レトとガニーマを暗殺し、帝国の覇権を取りもどさんとする。砂の惑星は恐るべき危機を迎えていた――ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督により映画化された『デューン 砂の惑星』。その傑作未来史第三部の新訳版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふりや
12
『砂の惑星』も『砂漠の救世主』も大好きだったので、手に入りづらかったシリーズ続編が新訳で読めるのは嬉しい限り!これもヴィルヌーヴ版の映画化の影響でしょうか。本作は砂漠で育った双子の兄妹、レトとガニーマを中心に、これまで同様に重厚な物語が展開。お馴染みのキャラクターたちも引き続き登場し、激しい帝国の覇権争いが描かれます。章ごとに視点が細かく切り替わり、500ページかけてじっくりと話が進んでいくのですが、相変わらず政治、宗教、その他の細かいガジェットなど世界観の作り込みがものすごいです。このまま下巻へ!2024/03/19
mameta_vista
3
★★★☆☆2024/03/31
uganin
0
第3部「砂丘の子供たち」新訳版。 前作の10年後を舞台にタイトル通り、ポールの子供たちが主役となり、彼らを狙う旧勢力の陰謀劇が繰り広げられます。 そして「伝道者」の正体は? 2024/04/23
書茶
0
DUNE part2公開に乗っかって読みました。 啓示の様な内容もたくさん散りばめられていて、危うくこのカリスマ的書物に敬虔になってしまう程、無駄が無く的確なセンテンスたちは恐ろしくもあります。 下巻へ(→)2024/03/20