内容説明
7年前、チャールストンの街を恐怖に陥れた無差別連続殺人事件。犯人は決まって霧深い日に現れ、若い女性を狙った。マスコミは「切り裂きジャックの再来」と大騒ぎしたが、警察は犯人を逮捕できないまま、時は無情にも流れた。そして長い沈黙を破り、いまふたたびチャールストンで同一犯と思われる連続殺人事件が発生。不運にもその犯行現場を目撃し、唯一の生存者となったセオドシアは、犯人につながる貴重な証言をすることに。彼女のティーショップはたちまち臨時の捜査本部へと様変わりし、大勢の強面の刑事たちに温かいお茶や焼き立てのお菓子をふるまうのに大忙し。しかし懸命に捜査するセオドシアたちをあざ笑うかのように、また霧が町を包んだ。そして次の犠牲者は……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
13
お茶会はどれもとても素敵なのに、ミステリ部分はもうちょっと何とかならないのかなあ。セオドシアも以前より傍若無人と無神経っぷりが上がったように感じてしまって、コージーのヒロインあるあるかもしれないけど残念。ドレイトンとみす・でぃんぷるに品位保持の望みを託す感じかな。2025/05/20
みにみに
13
お茶と探偵シリーズ㉔霧の夜道に若い女性を狙って出る切り裂きジャック。遠目に犯罪の現場を目撃したセオドシアはやっぱり黙って犯人逮捕を待てない。ティーショップでのお茶会を開催しながら今日も手当たり次第に怪しいと思う人物に話を聞いて周り…。素人探偵セオドシアの迷走に引っ掻き回されて犯人が自爆するビックリするほどワンパターンなのに読んでしまう。それもこれもティーショップと舞台であるチャールストンの街並み、そして相棒のドレイトンが魅力的だからこそ。ある意味では中毒性のあるコージーミステリー。2024/03/23
蘖
3
キャラの雰囲気だけで犯人を当ててしまいました…!コージーではよくあることだけど、ちょっと事件部分は物足りない。とはいえ相変わらず美味しそうなお茶会とドレイトンとの素敵な夕食が読んでて楽しいし、ティドウェル刑事も寄ってくれて満足です。次も楽しみ!2025/03/03
あらたま
1
読みきれなかった。2024/10/10
malico
0
つくづく治安の悪い街。 住人の大概が、身内を殺されてそう。 相変わらず、解決は力業すぎる2024/11/03
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