内容説明
熱気球に乗せてもらえることになったセオドシアは、人生初の空の冒険に心を躍らせていた。上空から見下ろすチャールストンの街並みはまさに絶景! ところが一機のドローンがある気球に狙いをさだめて近き、爆破して墜落させた。被害者の一人は、アメリカ史上初の国旗をまさにオークションにかけようとしていた矢先の出来事だった。歴史を生き抜いてきた旗は、聖遺物に匹敵するほどの価値を持つ。熱狂的なコレクターや骨董商、学者……気球墜落事件は、貴重な旗をめぐる熾烈な争奪戦の末の犯行? 事件の手がかりを追うかたわら、セオドシアはピンチヒッターとしてテレビに生出演したり、大規模なお茶会の準備をしたりとてんてこまい。そんな時に大手雑誌社からお店の評価をくだす秘密調査員が送りこまれることになり……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aoringo
83
久しぶりのコージーミステリー。チャールストンの歴史おる街並みが素敵でうっとり。セオドシアのティーショップは乙女の憧れのかたまり。なにしろ二百種類の紅茶が常備されてるとはすごい。(賞味期限が気になったのは内緒)今回は色々なティーパーティーが催されていたけど、その中でもナンシードルーのお茶会が一番気になった。密かにお気に入りの陽キャ、デレインの出番が少なかったのは寂しかったけど、いつも通りのハッピーエンドに満足できました。2022/02/05
みにみに
6
お茶と探偵⑳熱気球をドローンが襲撃して墜落させる何とも現代的な殺人事件。貴重なアメリカ史上初の国旗を巡って暗躍するのは誰なのか。いつも違う人を犯人と思い込んでて真犯人が動くことで解決ーって流れだけど、今回は相手が馬脚をあらわす前に真犯人を特定したからちょっとビックリ!初めてでは?それにしてもテレビの生出演や、ドレイトンの家の取材、雑誌社からはお店評価の秘密調査員が来ることになったりと、普通の生活だけでもパンクしそうな忙しさ。お茶会はどんどん大規模で豪華になっていくし、どうやって時間作るのか未だに謎。2023/03/16
こーらすまま
6
熱気球に乗るのが夢なんだけど、目の前で他の熱気球が撃ち落とされたらトラウマになるわ。しかしドローンがブイブイ飛び交う昨今、空を飛ぶのは文字通りの命懸けだわい。価値あるアメリカ国旗の争奪戦の最中に殺された持ち主、しかも国旗は行方不明。目撃したって理由だけでグイグイ捜査に首突っ込むセオ、いつもの展開。セオがいる時はお店混んでて事件に首突っ込むときはヘイリーと手伝いのおばちゃんで充分っつーのもいつものこと。2023/02/11
Yuffy
4
★★★☆☆2020/02/25
Riko
2
図書館で借りた2022/04/17