虔十公園林/ざしきぼっこのはなし

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虔十公園林/ざしきぼっこのはなし

  • 著者名:宮沢賢治/はたこうしろう
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 岩崎書店(2024/01発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784265071067

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内容説明

ばかにされながらも虔十が植えた700本の杉苗。小さな杉林は、子どもたちの遊び場になり、虔十の死後も、そこで育った子どもたちの故郷でありつづけた。(虔十公園林)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

めしいらず

42
無垢でいることで、いつもいつも物笑いの種にされる幼い虔十。だから懸命に笑わないフリをする。それでも彼の真っ直ぐな心は、偽りのお面を破って顔をのぞかせる。彼の植えた杉苗は大きくは育たなかったけれど、多くの人たちに自分たちの無垢で真っ直ぐだった頃を思い出させる種となる。はた目には短い薄倖な人生。でも、虔十にはいつでも包み込んでくれる家族、心底大事と思える居場所があったから、やっぱり幸せだったんじゃないかなぁ。2013/10/28

pinko

38
この本の虔十の挿絵が可愛いくて読んでみました。 いつも笑ってる虔十は子供達に馬鹿にされ、だんだん笑わないふりをするようになりました。ある日、虔十は杉苗七百本買って欲しいと親に頼みます。家族は虔十の初めてのお願いを聞き入れ、杉を買い、そして植えます。 虔十は早くに死んでしまいますが、家族がこの杉を大切に守り、杉が地域の子供の遊び場になり、その子供たちが大人になっても変わらない憩いの場所です。 この物語を通じて植樹の重要性や人々の心に残る行為の尊さに気が付きました。 虔十公園林は実在しないそうです。2025/10/02

chiaki

38
『虔十公園林』すごく良かった。虔十の清らかで穢れのない心のなんと美しい。欲はなく決して怒らない虔十の、唯一の欲と唯一の怒り、その力強い想いが心に沁み入り、私も唇を噛みしめる。変わり果てた故郷の姿の中に、変わらないものがあるということが、どれほどの安らぎを与えることか。虔十の意志を尊重し、守り続けてきたご両親もまた素晴らしい。心暖まる『ざしきぼっこ』にも癒やされました。ほんわかとしたはたこうしろうさんの挿し絵も作品に合っていて良かったです。2020/12/19

tokotoko

37
ちょっぴり不思議な本でした。読んだ瞬間は、「?」とか「そうなんだ・・・。」って感じで、何も感想が湧いてきません。けれど、翌日になって、ふと!虔十さんって、実はスゴイ人だったんじゃない?!って思えてきて。それからは、虔十公園林についていっぱい調べ、ついに!近隣かはわかりませんが、ある小学校の石碑まで読んでしまいました。きっとね、本当に虔十さんがちゃんと称えられているかどうか、確かめたかったんだと思います。これからも、虔十さんの大好きだった子どもの笑い声、公園で響き続けますように。虔十さんまで届きますように。2015/07/30

ケ・セラ・セラ

27
宮沢賢治の作品は沢山出版されていますが、こちらははたこうしろうさんの絵によって主人公の虔十がより温かく魅力的に描かれています。周りの子どもらにばかにされても、家族が優しいのがいい。方言の言い回しが読んでいて優しいですね。時が経っても変わらずそこにあるもの。心に沁みる作品。低学年から読めるように、総ルビ、下部に方言や難しい言葉の説明文付き。岩崎書店から出版されている宮沢賢治シリーズ。それぞれいろいろな方々が絵を手掛けていて、他も読んでみたくなりました。2022/03/22

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