電撃文庫<br> ほうかごがかり

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電撃文庫
ほうかごがかり

  • 著者名:甲田学人【著者】/potg【イラスト】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2024/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784049151992

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内容説明

よる十二時のチャイムが鳴ると、ぼくらは「ほうかご」にとらわれる。
そこには正解もゴールもクリアもなくて。
ただ、ぼくたちの死体が積み上げられている。

ある日、小学生の二森啓は、教室の黒板に突如として自分の名前が『ほうかごがかり』という謎の言葉と共に書かれたのを目撃し……。
「ほうかご」と呼ばれる異様な学校で、命を賭して化け物たちを記録し抑える、少年少女たちの“真夜中のメルヘン”、解禁。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

61
その怪異に選ばれてしまったら、逃げ出す道は選べない。小学生たちが指名された“ほうかごがかり”。深夜に召喚され、怪異に満ちた異界の学校で各々が担当する怪異の観察・記録をする事で怪異を弱める、卒業まで。陰鬱な深夜の学校、ノイズが流れあちこちに貼られた『いる。』という貼り紙。雰囲気が抜群に恐い。さらに現実に侵食してくる怪異に追い詰められていく子供たち。表紙の子は・・・。そして真っ向から向き合った啓くんが何とか切り抜けたかと思いきや・・・何故!?どうしちゃったんだ啓君!早く続きが読みたい!2024/04/13

よっち

38
ある日、教室の黒板に自分の名前が謎の係名と共に書き込まれていた小学六年生の二森啓。その日の深夜から異次元の学校で「ほうかごがかり」を命じられる真夜中のメルヘン。毎週末、学校中の教室に棲む化け物『無名不思議』を観察しその正体を記録するために集められた小学校高学年の六人の生徒たち。それぞれに課された担当の化け物がいて、この年頃だと反発してやらない子絶対いるだろと思ったら案の定…(遠い目)。後出しする顧問の太郎さんもあれだけど、想像以上に過酷な状況を突きつけられて果たして何人生き残るのか…続きが気になりますね。2024/01/10

オセロ

35
何の脈絡もなく、謎の係名と自身の名前が黒板に書き込まれていた小学六年生の二森啓。そんな啓と6人の少年少女が顧問の太郎から異次元と化した深夜の学校でほうかごがかりの仕事の内容を告げられるメルヘンホラー。係の仕事は週末の深夜に異次元の学校で7個目の七不思議として生まれた無名不思議の記録を着けること。この無名不思議がギリギリ想像出来るので恐怖心を抉ってくるんですよね。そんな恐怖が渦巻く中でとある悲劇が起きた傍らで偉業を達成した啓が犯した禁忌の先に待つものは…これは来月発売される次巻も楽しみです!2024/01/11

32
久しぶりの新シリーズ。子どもが主人公とあってグロさが抑え気味に感じる。2024/01/29

シノミヤユウ

23
闇に向き合う絶望感に戦慄が走る、幻想ジュブナイル。小学五、六年生故のアンバランスな心が、怪異に呑まれていく悍ましさにゾッとします。悍ましい世界に精神を蝕まれる内に、裡に抱えていた鬱屈がじわじわと彼らを苛んでいく圧迫感に引き込まれました。達観していながら純粋でもある彼らが、自分の生と感情を正面から捉え直す痛みと苦しみに息を呑みます。「大人」になりきらないが故の、少年少女の生活と葛藤が丁寧に描かれており、現実が怪異と混ざり合っていく恐怖は勿論、少年少女の繊細な、それでいて時に力強さすら感じる生にも心が震える!2024/01/18

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