内容説明
『×××××をしんじるな』
自分がしごとをしなかったせいで、仲間が『赤いクレヨン』の教室に食べられてしまい「わたしのせいだ」と深く落ちこむ華菜。一方、犠牲になった『かかり』が家族にすら忘れ去られたうえ、存在しなかったことにされる仕打ちに憤る海深。それに抗うため、彼女は宣言する―――「戦う。私。ちゃんと。もっと真面目に『記録』する……!」と。
そんな矢先、華菜は教室であるものを発見し激しく動揺する。そこに記されたメッセージが意味する、戦慄の『ほうかご』の真実とは……。
これは化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、閉幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
57
暗い校舎に静かに降り積もる砂。暗闇にはナニカが潜んでいる。第二部・あかね小学校編完結。確かに前巻からの違和感はあった。ラストで判明する悲しい真実。予想外の裏切りや慚愧の念に振り回される子供たち。双子の片割れ・陸久の本当の気持ちを知らないまま、仇討ちを誓う海深。後悔に振り回されるリーダー・華菜。二森啓たちのアドバイスを受け、生き残る為に勇気を奮い起こす子供たち。怪異の蠱毒、現実への侵蝕。砂に埋もれかけた暗い校舎の中を逃げ惑うだけだった子供たちの反撃は届くのか。2025/12/19
真白優樹
16
海深と華菜がより記録をする事を決意する中、一番近くにいた無名七不思議の秘密が明かされる今巻。―――繋がりこそが断つ力、だけどそれは失われゆく。 かかりに寄り添い味方する無名七不思議とはどんだけヤバいものか、という事が明かされる一連の黒幕と決着をつける巻であり、誰もが必死に頑張って、その果てに失われゆく、やり切れぬ思いが迸る巻である。一人生き残った彼女は啓の深淵に魅入られて、自身も活動の手伝いを志願し。そして新たな怪異の気配はうごめきだす。まだまだ続く地獄、次の犠牲者とは。 次巻も勿論楽しみである。2025/12/17
椎名
13
第二部完結。何もわからない状態が続いていたにも拘らず、この一冊で一気に全てが解き明かされていくのが本当に気持ちよかった。華菜が恵里耶にかけた言葉が挿絵も相まってぐっさり刺さる。華菜の“看取り人”という役割、かかりのしごとに任命される前からの生まれ持った性質とも言えるそれが生死に関係なく華菜を苦しめるもので、だからこそこのラストが活きる。「子どもは力がないから、出会うもの全部が運命になる」という一文には納得しかなかった。第三部も楽しみ。2025/12/13
MoriTomo
11
精神を抉るような辛い描写が圧巻で、表紙や挿絵の怖さによって雰囲気がさらに底上げされ、子どもたちの壊れていく心情に飲み込まれました。(赤で染めるイラストは怖いです...) ラストに辿り着くまでが本当にキツいものの、示された決意が印象的で、続きも震えながら楽しみにしています。2025/12/13
海星梨
11
そろそろ出るんじゃないと思ってたけど、Kindleのおすすめで発売を知る。一日遅れだから許して。泣いた。ユウタやっぱり強い子やで……。ラスボスの演出がすごく良かった。安全地帯もしおりもない中で一人生き残っただけでも良かったのかな。三部・四部……それ以降も楽しみなので続いて欲しい〜。2025/12/11
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