ぼく

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¥1,870
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ぼく

  • 著者名:谷川俊太郎/合田里美
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 岩崎書店(2023/12発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784265089536

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内容説明

「ぼくはしんだ じぶんでしんだ」90歳を迎える詩人・谷川俊太郎が「自死」を想い、言葉をつむいだ絵本。新進気鋭のイラストレーター・合田里美が美しい日常風景で彩る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

257
続いて第三弾、谷川俊太郎の絵本です。 シリーズの中では一番オーソドックスな感じですが、安易に死を選択して欲しくない。この絵だと安らかな死がイメージされ、自殺者が増加する気がします。シリーズ1,2作も読みたかったのですが、在庫がないため、後日探して読みます。 https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b596583.html2022/03/09

143
ぼくはしんだ。の衝撃な言葉から始まる自死がテーマの絵本。とてもシンプルでとても短い言葉だけで作られた絵本に、谷川さんの『どうか死なないで』という思いが詰まっている。どこかの誰かに生きていてほしい。生きて色んなものを見て経験して人生を送ってほしいです。2022/04/09

けんとまん1007

137
読み始めて、直ぐに感じいるものがあった。生命の温もりのようなものが、どこにもない世界を感じた。最後の最後のメッセージを眼にして、改めて、この本に籠められた思いを考えたし、やはり、谷川俊太郎さんでないと書けない詩だろうとも。絶望の世界を描くことで、それは避けるべきことであるという、企画者の意図を大切にしたい。2022/05/22

アキ

110
「ぼくは死んだ じぶんで死んだ」小学生高学年くらいの男の子。何に絶望したのでしょう。海も山もある街で、麦茶もおにぎりもおいしくて、なぜかここにいたくなくなって、、どうして人は孤独に耐えられないのでしょう。本人にもわからないこの気持ち。人に殺されることもめったにないこの国で、どうして自らを殺すのでしょう。持ち主のいなくなった宇宙の玉が、草むらに打ち捨てられて転がっている。谷川俊太郎・作、合田里美・絵。岩崎書店。闇は光の母(3).2022/04/30

読特

106
この世に生を受け、ランドセルを背負うまで成長し、友達もできて、青空の下で遊び、おいしいおにぎりを食べ、冷たい麦茶を飲んだ。トップに上り詰めてお金持ちになることを夢見た。なのに、何も欲しくなくなって、ここにいたくなくなって、「ぼく」は去った。果てしない宇宙も、終わらない時間も、知ることもなく、「ぼく」はいなくなった。怖くなかったろう、痛くなかったろう、今もまだどこかにいるのだろう、そう思いたい。…「ぼく」は何を感じ、何を考えていたのだろう。想いを巡らし、せめて次の「ぼく」が出てこないことを願う。2024/02/21

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