内容説明
その酷薄さから〝蝮?と呼ばれ江戸中から恐れられる南町奉行の鳥居耀蔵。だが小梅に灸を据えられている間は柔和そのものだ。果たしてどちらが真の姿か? 恋仲だった清七の死にこの男は関わりがあるのか? 判断のつきかねる小梅だが、ふと耳にした鳥居の昔の醜聞に、ここが急所になりそうだと灸師の勘が働いて……。緊張高まるシリーズ第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
74
シリーズ第4弾。小梅の父親が焼死、それを調べていた小梅と恋仲の男も殺されそれがかの悪名高い鳥居耀蔵が絡んでいると確信。されど小梅の本業は灸師、今作も母親との親子げんかも毎度のことながらお得意さんとの馴れ合いも面白い。印象に残ったのは「埋火」。前科者の印である腕の入れ墨を灸の線香で焼いて欲しいとの要求が駕籠屋の親方からあった。だが、小梅は「悪事に手をつけたツケは消せない、お上の罰を帳消しにはできません」と熱いお灸をすえる。カッコいいなぁ、小梅さん。そして彼女の為に謎を調べていた弥助が…。続きが早く読みたい!2024/01/02
やま
52
灸据所「薬師庵」を母お寅と営む小梅の奮闘物語です。時は、天保十四年(1843)三月。江戸は日本橋高砂町で灸据所「薬師庵」を営む小梅は、父と、恋仲だった清七の死について・・・なぜと。父が焼死したこと、そして清七が殺されたことを調べていると、江戸中から恐れられる南町奉行の鳥居耀蔵の姿が出てくる。そして、小梅を助けていた弥助が、匕首で刺された。小梅の周りで大切な人が次々に死んでいく。小梅は、弥助の亡骸の前で「小梅さんの役に立つのなら、なんでもするつもりですから」と言った弥助の明るい声が、小梅の耳に響き渡る。2024/02/14
デジ姫
11
食い逃げで捕まった弥助を小梅がもらい受け油堀猫助親分に紹介したことを恩に受け小梅の探索の手伝いを仕事の合間にしていた。深堀してたらあんたの命も狙われるよと思いながら読み進んだ。本の最終にやっぱり・・怪我だけで済ませて欲しかった・・弥助合掌・・2024/03/02
蕭白
4
悪くなかったです。2025/05/15
chacha
4
シリーズ4 最後がまた こんな終わり方になっちゃって 次が早く読みたくなる。小梅が助けた弥助が 小梅の為にとやっていたことが・・・ 黒ずくめの侍が気になる。小梅の身に危険が迫っているような。鳥居は 悪なのか。伊十郎との関係も気になる。母のお寅がやっぱり 好きではないな。2025/03/22
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