内容説明
レイの前に現れた、魔術の祖であるフリージア。
彼はレイに語る。
魔法と魔術の関係。七大魔術師や抑止力というシステムの存在理由。
あの極東戦役さえまだ通過点でしかない、現代へと続く因果を――。
そんな中、夏休みに入ったレイはキャロルと旅行に行くことになる。
アメリアたちとの出会いもありつつ、海や夏祭りなどを楽しむレイ。
星空の下で語られる、キャロルの過去と、その胸に秘められた想い。
「だから、過去に囚われ続けるんじゃなくて、未来も見ないとね?」
そして、魔法の世界を取り戻すために、優生機関のリーダーであるライナスが、
ついにこの世界の抑止力であるレイと邂逅する――!
TVアニメ化&コミックも好評の王道学園ファンタジー待望の第8巻!
※電子版には特典として、御子柴奈々先生書き下ろしSSと、梱枝りこ先生描き下ろしイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
8
魔術の祖であるフリージアの来訪で全ての始まりが語られ貴族の間でもレイへの注目が高まる中、レイとキャロルが2人で旅行する事となる今巻。―――邂逅と初戦、その先に待つのは最後の決戦。 レイを巡る女の子の戦いがいよいよ本格化しようか、という矢先に優生機関のボスが襲来し最終決戦へと移っていく巻であり、いよいよ決戦への準備が整う巻である。最後はこちらからの攻勢、その前に告げられるアメリアの思い。果たしてその思いにレイは応えるのか。そして、彼は抑止力として全てを止めることはできるのか。 次巻も勿論楽しみである。2024/01/04