河出文庫<br> 源氏物語 2

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河出文庫
源氏物語 2

  • 著者名:角田光代【訳】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 河出書房新社(2024/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784309420127

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内容説明

小説として鮮やかに甦った、角田源氏。藤壺は光源氏との不義の子を出産し、正妻・葵の上は六条御息所の生霊で命を落とす。朧月夜との情事、紫の上との契り……。「紅葉賀」から「明石」までを収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきぽん

66
人生経験を積むと解釈も変わる。「あさきゆめみし」を読んだ10代の時は六条御息所は嫉妬深いマダムにしか見えなかったけど、今は気持ちがわかる。もう女の幸せはあきらめて楽しく暮らしていたのに不覚にも若いイケメンに…。彼女に比べて、もっと年上の源内侍のなんとたくましいことか。鋼のメンタルには図々しさ、厚かましさが必要⁈2025/02/05

巨峰

51
古典なのにこんなにリズミカルでいいの?と思いました。展開はやい。光源氏はまだ若いよなあ…光源氏は表の顔と裏の顔があり、それが合一しているところが常人ではない。そんな彼が、ふと見せる寂しさ、優しさが他の男からは得難いのだろうなあ2025/05/29

シフォン

39
紅葉賀~明石までの7帖。藤壺女御が皇子を出産し、正妻の葵の上は男の子を出産するも死去、光君や左大臣家の嘆きようがかなりのボリュームで書かれている。その後、桐壺院が死去し、藤壺が出家してしまう。花散里は、桐壺院の妃の一人であった麗景殿女御の妹、朧月夜との逢瀬が発覚、光君はしばらく京を離れ須磨へ向かう、本人もまわりもとにかく寂しくなげいている。そして、雷や嵐が訪れ、住吉大社の神のおぼしめしが明石の入道が登場し、明石へ移る。明石の女君と光君は結ばれたが、光君は京に戻ることになるという激動の巻2024/06/23

つーこ

38
六条御息所の生霊と葵上の死去から明石まで。最初は御息所も悪気があった訳じゃないのよねー。うたた寝してる間に・・って感じだったね。無自覚で。それからの光の君は情けない事ばかり。帝の女に手を出し、怒られるのが怖くて須磨に隠居。それもなかなか行かず、ずっとメソメソ。なのに行った先でまた別の女に手を出すという。やりたい放題なのに何か空虚なところが、彼の魅力なのでしょうね。2024/08/29

けいこ

36
紅葉賀から明石まで。葵の上や桐壺院が亡くなり、藤壺も里に帰る。光は朧月夜と関係を持った事がばれて須磨に左遷される。光源氏にとっては人生の中でも激動の時間だったと思う。でも左遷された先で浮気をしてしまうのはやっぱりね。そしてそれを幼な妻に打ち明けてしまうとは。それにしても数々の和歌が本当に素晴らしい。詠み手の心の内がスッと入ってくる。有名な葵の上と六条御息所の「車争い」。六条御息所ってつくづく可哀想と思うけれど、光源氏にとってはなんだかんだで忘れられない人なので女としてはいいのかな?さて次も楽しみ。2024/01/16

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