内容説明
カーンアディウムでオークとの戦闘にまきこまれたフチたち。ネクソン一行が城の外でオークにかこまれているのを発見し、ひとまず救出することに。だが負傷したフチが、ネクソンとともにオークに捕まってしまった。再びオークが城にむかうと、フチとネクソンは、二人きりになった。記憶をたどるネクソンが、ある伝説を語りだす。「八つ星」に秘められた真実の物語。種族の創生と死滅を決定するものとは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ショーン. H
2
物語の前提として成り立っていた概念が崩れるシーン 正しかったはずの事実が実は歪曲して伝わっていたものだったという話は個人的に好きで一番楽しめた。 話としては「前を見るが後ろを考える」と占いシーンが少しリンクしていて面白かった。 愚者は過去に固執し、凡人は過去を教訓にし、賢人は未来を予測…するのだが、占いシーンで話に出たように過去の自分も未来の自分も今の自分につながるが存在していない…未来は不確かで不吉な予言は無視し、いい予言だけ信じればいい。 今を全力でいい未来を信じて動けばいいと言うことなのだろう。2022/01/13
あおいたくと@灯れ松明の火
1
再読。非常にドロドロした人間関係が目立った一冊。血統の歴史って怖いわ・・・。謎の人物ハスラーの正体が分かってほっとする。最後まで読んでふと帯を見て、そういえばジェミニ(馬)が・・・ってことを忘れかけていた。ごめんよorz2012/02/18
シュウ
0
続きが気になる。フチ達は敵でも助ける心を持っている。彼らのそういう姿勢がかっこいい。2014/10/06
あすべる
0
ドロドロ。。。なのはともかく、オークとの和やかな邂逅が陰惨な結末になってしまったのがなぁ。。。2012/11/03
ささ
0
一気に読みました!明かされる謎と、深まる謎のバランスが絶妙。キャラクターの台詞や文章に、時折はっとしたり、笑みが零れます。例えばこんな台詞:「未来?おれは、そいつとはそれほど親しくないんだ」2012/09/15