内容説明
ネクソン一行を見つけ、接近するフチたち。魔法で透明化したフチは、レニのもとに寄り、救出を試みる。かつぎあげたまではよかったものの、ネクソンが呼びだした<風のしもべ>によって、妨害されてしまった。イルリルが呼んだ風の精霊シルフが応戦すると、レニは空中をさまよいだす。フチとハスラーによる決死の争奪戦がはじまった。一行をおそう黒い影、そしてドラゴン。復讐の手を逃れ、走れ、フチ・ネドバル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ショーン. H
3
ラクダのコブの話は面白かった。。 少年がラクダはコブさえなければ早く走れるから無駄だ、とかガラガラヘビの音が聞こえているのに逃げなかったネズミは変だと突っ込む話。 後に少年はラクダから水の入った袋は捨てないのかと逆質問されたり、ネズミから音が聞こえたのに逃げないのか(少年はヘビが満腹だろうから問題ないと考えた)と逆質問されたりする。 これを通して考えると他人には他人の事情があるからこちらからとやかく言うのはお節介ということか ラクダならいざ知らず、ネズミにもそれ相応の理由があって逃げなかったのだろうし2022/01/08
tellme0112
1
すでにこの時から、フチの頭の良さが際だつ。2018/04/19
シュウ
1
大所帯となった旅の仲間。これだけ多種多様な種族が集まれば、普通に旅をするだけでも楽しそうね。2014/09/24
ペタル
1
前巻から大分空いていたせいもあるけど、相変わらず韓国ドラマのノリで読み進めてしまうキャラクターたちの掛け合い。それでも、この巻はカールの騎士道精神ぶりと、フチの馬鹿力ぶりがいかんなく発揮されたすがすがしい読書となりました。あくまでイメージだけど、モンスターの大群に襲われる自分逹の強敵をわざわざ助けに行くっていうのは、韓国ドラマでいうところの健気な主人公がライバルにも優しく接する、みたいに見えてしまう。読書からでもカルチャーショック(刺激)を与えられるってすごいな。2012/02/29
あおいたくと@灯れ松明の火
1
ドラゴンとドラゴンラージャの邂逅はぞくっとする。運命的な出逢いって凄いなぁと、これ読んでるとあらためて思うわ。2012/02/07