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内容説明
見えぬ敵と対峙する科学クライムサスペンス
「植物病理学」の闘いは人類の歴史であり、
そして――未来でもある。
植物病理学者・叶木准教授の秘書である久磨子は、
人類の半減を目的として農業テロを策謀している
男と接触する。
久磨子が抱える過去とは…?
そして事件の鍵を握るのは、
ある地方の開拓団で発生した謎の植物病であり…!?
日本農業新聞、週刊ファミ通、WEBザテレビジョンなど
各媒体で話題沸騰!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
21
「先生は何だか⋯公正(フェア)な人ですね⋯(中略)実は今⋯先生と私の利害は、対立しているんです。話を⋯聞いてもらえませんか⋯?」。地方の小学校で起きた原因不明の食中毒事件に危機感を抱いた叶木は久磨子と共に現地へと向かう。村人達は近隣で自給自足の生活を送るコミュニティを怪しんでおり、二人は二手に分かれて捜査を進めるが、久磨子の過去から執拗に追い詰めるイライジャ・カンの暗躍に翻弄された彼女は⋯。ほぼ丸々長編「真紅の研究事件」を収録、と思いきや終盤に物凄いクリフハンガーのままに次巻へ引き(以下コメ欄に余談)。2023/09/09
aisu
11
農作物の病気は畑全体に影響するし、人間にも悪影響がある…原因究明も難しい…だけで十分面白いので、研究内容横取りとか命も危なそうな脅迫とか、ちょっとストーリーがごちゃごちゃしてる印象。2024/03/25
hannahhannah
7
久摩子と叶木の複雑な関係が面白い。獅子身中の虫というか。1巻は重版となったようだ。『辺獄のシュヴェスタ』の1巻から応援している漫画家なので、自分のことのように嬉しい。2023/09/18
さとみん
5
知らないことは2つの意味で恐い。1つは未知のものに相対する恐さ。もう1つは誤った情報を鵜呑みにしてしまう恐さ。前者は無知を自覚すれば知ることができる。でも後者は鵜呑みにした後でそれが誤りだと気付くのは困難だ。この2つの恐さを『食料』という生活必需品を通して可視化してくれたところが、じわじわとしみてくる面白さ。2023/09/01
たけのこ
2
植物学というあまりメジャーじゃない学問を武器にしてさまざまな事件を解決する植物学ミステリ。ふたつの事件が入り組んでいてちょっとわかりづらさはあったものの、この巻では新興宗教団体が出てきてスケールの大きいお話で楽しかったです。2023/09/18