- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
今、まさに闘っている。表現をめぐってーー
ついに世に放たれた『マチェット』完全版。
映像研が魂を込めた仕事は大反響を呼び、
コンテスト優勝確実!!
……に、待ったがかかる!?
問題視されたのは、過激な血の表現。
「なぜ映像研は血を描くのか?」
その確固たる信念から目を背け
覚悟無き日和見の規制を強いる“大人たち”に――
映像研は、いかなる道を示すのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
105
タイトル回収の巻。芝浜高校の訳のわかんなさに心惹かれる人間ってそうはいないと思うのだが。画面の情報量の多さに圧倒されて二読三読が必要なのがきつい。2023/07/14
ムッネニーク
87
70冊目『映像研には手を出すな! 8』(大童澄瞳 著、2023年7月、小学館) ”表現”について真摯に向き合い、著者なりの回答を提示した一巻。若さとパッションに溢れた展開ではあるが、少々説教くささも感じてしまう。著者の主義主張に物語が付いていけていない、というのは言い過ぎだが、もう少し肩の力を抜いても良いような気はする。『マチェット』にも一区切りついたし、そろそろ最終章の始まりといったところだろうか? 〈一発 世間に デカいのブチ上げてくれ。〉2023/07/20
sin
46
それならば、他者に自分の考えを押し付けるなである。世の中に子らを指導できる大人は存在するのだろうか?親は手探りで、教師は惰性で子供たちに接していないだろうか?大人は未成熟な自分たちに困惑し前の世代の模倣に陥ってしまってはいないか!?みんな、本当にやりたいこと見失ってしまってはいないか!?すべからくもとは「観てみたいなら観るとよいです。観たくなきゃ観ない。」「…そういうもんじゃし。」2023/07/22
oldman獺祭魚翁
35
新しい学校を目指すソワンデの過去を明かされる。彼女が目指す芝浜高の姿とは、そして大人たちが突っ込んで来る薄汚れた指を、理屈とピンと伸びた姿勢で、弾き返す金森率いる映像研の面々。密着取材に来たテレビ局の面子が、その姿を見て、変わっていく。そして遂に完成した「そのマチェットを強く握れ」これアニメ化が凄く楽しみですね。そして「芝浜高」はいよいよ自主独立の世界へと進む。これを読んだ高校生そして大学生達よ。立ち上がれ! これからこそ闘争の時代だ!2023/07/25
翠埜もぐら
29
年寄から見たら高校生活の青い1ページとか、青春ですねとか、これって考えてみたらえらく上から目線だよね。物を作り出すことに全身全霊をかけていることに、大人も子供も無かったんだ。私も認識甘かった。ごめんなさい。コンテストのいやらしい大人たちをどうするのかと思っていたら、クリエーターとしての良心に訴えかける事で解決しちゃったのはちょと肩透かしだったけれど、あんまり長々やられても話の方向性が変わっちゃうしね。しかしソワンデさんが味方になっちゃたのは大きいぞ。金森氏とタッグ組まれたら向かうところ敵無しだろうなあ。2023/07/31