角川つばさ文庫 サキヨミ！（９） なくした力とまさかの告白

著者名：七海まち【作】/駒形【絵】

KADOKAWA（2023/06発売）

• ISBN：9784046322302

内容説明

私、如月美羽。
未来が見える力「サキヨミ」を持っていた……けれど、
「ある気持ち」に気づいて、力を失ってしまった。
このこと、まだ瀧島君には言えてないんだ。

学校は、生徒会選挙の話題でもりあがってる。
なんと、美術部の“あの人”が、会長に立候補したんだ！
でも、強力すぎるライバルに歯が立たなくて、
私が応援スピーチをすることに!?

さらに、咲田先輩からは、衝撃の事実を告げられた。
ショックで立ち直れない……。不安だし、怖いよ。
こんな時こそ、未来が見えたらいいのに――！
【小学中級から　★★】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こまさん]

娘一人読み。安定の面白さ、サキヨミ！やっぱりいいわーとか言いながら読んでいます( ◠‿◠ )次巻も楽しみです。

2023/08/06

[HASE, Moto]

人の不運な未来が見えてしまう“はずの”美羽。ところが、近頃その力が発揮できない。それは恋をしているからだった。 片想いの行方も、咲田先輩の思惑も、生徒会選挙の結果も気になって一気読み！ 読了後まず叫びたいのが「その台詞で終わる⁉️」という……。 何はともあれ、パッと見は不良なチバ先輩がとてもいいやつで、ライバルもまた正々堂々としていて、大変よかったです。どちらの候補にも応援団がつくのがうなずける。 咲田先輩がどんどん闇落ちしていくのが心配。次巻がまた楽しみです！

2023/08/23

[Theodore]

9作目。正直言うと出来レースみたいな話で非常に微妙。私が不良のオスガキよりも優等生の女子を応援する主義だというのもあるが、何あの生徒会選挙。作者のご都合主義が炸裂してて見ていて不快だったわ。そもそもどう考えたって中間発表で10票しか得られなかった不良のガキが過半数の信任を得るなんて普通に無理だろ。良くて惜敗くらいにととどめて置いた方が良かったと思う。あと、生徒会のレクリエーションイベントをなぜ球技大会にこだわるのかが謎。別に皆が楽しめればいいんだから内容は選挙後に改めて話し合えば良かったのでは？

2024/04/10