内容説明
神社の動物に隠されたひみつ。
動物がもたらすご利益とは――?
神社を訪れると、狛犬やキツネなど様々な動物の像を見ることができます。
「どうして動物がいるのか?」
不思議に感じている人も多いことでしょう。
これらの動物は神に仕えるものと考えられ、神使あるいは眷属(けんぞく)といわれています。
姿を現さない神々の代わりに、ゆかりのある動物が神の意志を人々に伝えると考えられてきたのでした。
本書は神使として祀られている54種類の動物の由来やご利益、動物を大切に崇めている日本全国約162の神社を紹介しています。
その動物たちは様々。
そして動物たちに込められている願いも様々。
諸願成就、商売繁盛、金運向上、盗難・火難除け、魔除け、厄難消滅、安産・子育て、縁結び、祈雨・止雨、病気平癒、交通安全、天下泰平、延命長寿、開運・招福……etc.
身近な神社に意外な動物が祀られていることに驚くはずです!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
96
私の身近な神社にいるのはほぼ狛犬。お稲荷様の狐や天神様の牛、鷽(うそ)魔が去るという猿面も馴染み深い。神様は姿を現さないから、代わりにお使いの動物が祀られる。山なら山の、海辺には海の、土地の暮らしに根づいた信仰がその生きものからも伺える。この本に掲載されているのは50種類以上。変わり種はゾウ、狼、ムカデなど。お守りやお土産菓子のモチーフにもなっていて、全国の神社を訪ねたくなる。特に行ってみたいのは、京都の平野神社。可愛らしいリスのおみくじに心を掴まれた。写真がモノクロで小さく見づらいのが残念。2019/09/30
美登利
92
日本語で地名、人名、特に神話の世界の神様の名前はとても難しいのですが、この本は神社の名前にフリガナがふられてなくてなんと読めば良いのかわからないものが多く残念です。見開きのページに1つの生き物の情報が書いてありますが、それは図解(ほぼイラスト)説明なので、もう少し写真が欲しかったです。無宗教者の多い日本でも神社の神様は別格です。神は身近な生き物に姿を変え降りてきて、生き物が神の使いをし、神を護る役目もする。しかしムカデは嫌だな。前に噛まれたから今度はギッチギチにしちゃうか逃げ回るだろうな(苦笑)2019/03/07
アナーキー靴下
80
祈る相手のことを知っておいた方が失礼がないはず、という動機で「お寺のどうぶつ図鑑」を読んだにも関わらず、お寺と神社がごっちゃになってしまっていることに気付き焦って本書を借りてきた。高頻度で混同してしまっている自覚があり、これは相手への興味のなさの表れに違いなく失礼にも程がある。そんなわけで少しでも理解を深めよう(興味を持とう、の方が正確か)と神社編も読んでみたが、動物ごとという切り口や各地の神社紹介という構成は変わっていないのに、こちらの方がより動物への信仰が感じられて興味深い。神社とお寺、よく考えたい。2021/08/07
ポチ
65
神社には神に使えるものとして様々な動物がいるのですね。哺乳類、魚類、爬虫類、鳥類、想像上の霊獣などなど。神社に行った時に探してみるのも面白そうですね。2018/12/05
HMax
44
可愛い神の使いが多いこと。でもムカデまでもが神の使いとは本当びっくり。京都はともかく、意外と秩父に色んな神社があるのに驚き。「自然の働きの中に神の姿を見出し、自然の恵みを神からの授かりものと考えた」、最近読んだ「文明崩壊」「銃・病原菌・鉄」「人類滅亡小説」を思うと日本は本当に世界的にみて自然の豊かな恵まれた条件にあるんだな、大切にしないとだめだな、と思いました。備忘録:江戸時代はリスがムササビの子だと思われていた。2019/03/24
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