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内容説明
街では『マリガド』という小説が話題になっていた。
青年・マリガドが権力階級を片っ端から切り殺していくという内容で
その痛快さに若者を中心として一大ブームとなっていた。
しかしその残虐な表現からマリガド否定派が出版停止を求め、中央図書館が審議をすることとなった。
この件が世間に騒がれていることでシオ達見習いは多くの悲劇を生んだ『黒の書』と対峙することに──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GM職員
31
「謙虚でいようと思います。与えられた知識に対して、自分の知らない世界に対して」書物に関するあらゆる事柄を司る大図書館をめぐる、努力と知力のファンタジー第7巻。刺激の強い暴力描写と、民族差別を煽りかねない表現を含む娯楽小説を発禁とするか否か─という議論を軸に話が進む今巻。安易な規制は表現を萎縮させる、しかし偏見や虚偽情報を野放しにしてよいのか。糺すべきは糺すとして、結局のところ受け取り手に委ねるしかないのだろうなぁ…などと考えていたら、静かに訪れる非常事態!一気に物語が進みそうだが、続きはまた来年か。2023/06/10
トラシショウ。
22
「俺達の人格は伝え聞いた話で作られてきた・人がこれら聞いただけの世界(モノ)を自分に取り込む事が出来なかったらどうなる・(中略)人は伝説に本気(マジ)になれるから団結する事が出来るんだ・俺達は・物語の中を生きている」。積読消化。上流階級や特定の人種を殺しまくる刺激的な物語「マリガド」が街で人気を博す中、アフツァックではその出版継続の是非を巡る議論が紛糾していた。一方、ココパ族族長が護衛を伴い次の大魔術師候補であるシンシアの元を訪れる裏では謎の仮面の集団が暗躍しており⋯。意義深い内容(以下コメ欄に余談)。2025/04/24
Liuche
21
やっぱり絵が良い。2023/09/16
どんぐり@京都の何処かで
18
変な仮面編。前巻までの話ってどんなだっけw とりあえずセドナさんが出てきて、シオの運命を変えたあの本がとてもヤバいヤツだったと行くのが分かったのだが、ソフィー=シュイム著者問題はどうなったっけ。また読み直そう。絵が精緻過ぎて、そっちに目が行きストーリーがもうどうでも良くなってくる。2023/07/01
プリムローズ
14
相変わらず濃度が高い一冊。仮想世界なのだが現実を想起させる描写が多く、少し読むと考え込んでしまう。本がテーマだけに表現の自由や出版の規制は予想できたが、発達障害まで出てきたのは特に驚いた。養父の言葉を、サエは意味不明と嘆いたけれど、私は名言だと思う。違いを受容し、優れたところを褒める。サエの養父のような人が現実世界にも多くいれば、救われる人は多いだろうな、と思いました。2023/07/02
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