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内容説明
民族大戦の休戦から95年。大陸は一つの転機を迎えていた。
各自治区を統治した英雄たちは次々と退き、新たな長が生まれ、
かつてパレナ議定書に誓いを立てた英雄は中央としょかんの長ただ一人となっていた。
そんな中央としょかん二代目総代の候補となったシオと同期のテイ。
彼女は自身が持つ強大なマナのせいで人と距離を置いていたが、
シオが手を差し伸べたことで徐々に心を開いていく。
一方シオへの敵意をむき出しにしたメディナは、ますます孤立を深めていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GM職員
31
「同化する必要などない。目の前の異なる存在への理解を忘れなければいい」書物を護る大図書館を舞台にした、度胸と努力のファンタジー第6巻。見習い司書として修練を重ねるシオに放たれた、選民思想に根ざす差別的暴言。そんなこと言われたら、もう関わらないようにするのも一つの手で、誰だってそうするし僕もそうする。だけど、孤立を深める発言主に同情でもなく、正義感でもなく、仲間として互いを高めようと接するシオが流石の主人公力。やっぱり世の中を変えるのは、柔軟な若い力なのだろうな。そして先生の仰るとおり、睡眠は大事!2022/06/10
トラシショウ。
21
「貴女が親を憎んでいるのならッそういう事情もあるだろう!!だったら親から貰ったモノでなく⋯自分の力で手にしたモノを人に誇る筈じゃないのか!!」。積読消化。前巻でシンシア・ロウ・テイと衝撃の出逢いを果たすも、司書としての授業の課題に悪戦苦闘するシオ。一方、彼に人種差別的な暴言を吐いたメディナはアフツァックへの進学が自身の学力によるものではないと知ってしまい⋯。ひたすらにひたむきに、周囲の人々への理解と和解を描いていくのか、と思っていたら終盤のソフィ周りの話に目を瞠った。引きが上手いなぁ(以下コメ欄に余談)。2025/04/11
Yappy!
13
誰かに紹介したくなるマンガ、まさにそれ。図書館、本好きには毎度毎度たまらないエピソードが織り込まれてくる。 シオがブチギレタけれど、クライマックスへもなんてもったいぶらず急すぎず。 伏線だということが解りやすいセリフやネタも満ち溢れていて、そして小さいものはしっかり回収されて。怪しい姉さんが見せる最後のシーンは・・・ふふふ♡2022/06/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
待望の6巻!旦那が買ってくれるので新刊チェックもしていない(笑)ハハルクにイラッとしてたけれど、納得のいく展開。また続きが気になるわ。2022/07/24
毎日が日曜日
10
★★★★2022/06/09