内容説明
裁判協定によってようやく平穏を取り戻したかのように見えるアグニカ王国とガセル王国――。だが、自分こそ法だと思い込むアグニカの大貴族ゴルギント伯は、自らが治める港湾都市の裁判所に圧力を掛け、ガセルの女商人シビュラの訴えを不当に却下させる。抗議したシビュラは無残に殺されてしまう。妹のカリキュラは助けを求めてヒュブリデへ向かうが、ヒュブリデは明礬石のことでアグニカに強い態度を取れない。傲岸不遜なゴルギント伯に対して、ヒロトはどう立ち向かうのか。ゴルギント篇前編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那須了
1
またまた厄介な隣国同士の諍いに巻き込まれる形の22巻。相変わらず国内にはヒロトの敵が多く、ほんまに国益を考えてるか?と思ってしまう。まぁ日本政府と似た思考ですよね、口先で体裁を整えるだけなので武力を持った相手には舐められてるっていう。痛い目を見ないとわからないんだろうけど、痛い目を見る状況になったら終わりなのよ。ただ全体的にヤクザの脅迫みたいな展開が多かったのが気になった。まぁもともと相手が先にルールを破ってはいるんだけども。あとエクセリスがなぜあれほど酔っぱらって醜態を晒したのかもよくわからなかった。2023/04/15
キリ
1
鏡裕之作品と言えばここ10年くらいは巨乳ファンタジーだったわけだけども『城主』もついに10周年!おめでとうございます!!巨乳ファンタジーとの最大の違いは王様がラスボスやった後に王様じゃないやつがラスボスを張ることがあるって点で(巨乳ファンタジーも外伝のラスボスは侍従長だけど)今巻はそこが一番特徴的に表れている。王様って言うほど絶対じゃないんだよ、的な。それに身内が敵に回ったりもする。あ、あと、『城主』は貧乳ヒロインがいる!(これも巨乳ファンタジー3にメデューサがいるだろ!)2023/04/08
nyamu
0
うーん。2023/04/19