内容説明
ケガをした大司教の代理として枢密院に加わったエルフの若き女性、シルフェリス。着任早々に彼女はヒロトを非難、ヒロトと仲の良いレオニダス王子も不道徳だと非難する。次のヒュブリデ国王としてハイドラン公爵の声望が高まるなか、現国王モルディアス1世が急病に倒れる。ふたたび発作が起きれば命が危いため加速する後継者選び。毒舌だが有能と見抜いてヒロトが後継者に推すレオニダス王子は圧倒的に不利な状況。負ければヒロト自身の失脚もありうるハイドラン公爵との政治戦に、ヒロトは突入するが――。大好評の異世界召喚ファンタジー、事態が急転する第17巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
9
大司教の代理として枢密院に加わったシルフェリスというエルフにヒロト達が非難される中、現王が急病で倒れ後継者を選ぶ選挙戦に挑む今巻。―――人徳か詭弁か、王となるのはどちらの才か。 今まで国内外で活躍してきた中、自分のこれからの活動基盤を守る為、レオニダスを王にする為頑張る今巻。巧みな詭弁で人格を貶し世論を誘導してくる敵に対し、ギリギリまで追い詰められながら一瞬の隙をついて反撃し正論を叩きつける巻であり、久々の本格的な討論対決が読み応えと歯応えのある面白さを出している巻である。 次巻も勿論楽しみである。2020/03/10
史
0
肌色多く英雄話であれども、政治劇。2020/07/10