内容説明
「出ない杭は打たれない」をモットーに生きてきた奏己が、医療事務としてクリニック課へ異動になって3ヶ月あまり。少しずつ部署に馴染んできた頃、完璧なはずの森先生が、あり得ないミスを連発し始めた。どうやらそこには、誰もが陥る「負の罠」が存在していたようで――。心が逃げ場を失ったとき、ちょっと元気になれるヒントの詰まったお仕事小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
onasu
16
「総務部クリニック課」2巻目。社内クリニックなので、難病奇病ではなく心身症というのは妥当な選択で、主人公・医療事務を担う自己評価の低いアラサー女子・宮内奏己(カナミ)が問診係として関われるというのも上手い具合。 それは異動して3ケ月、自己評価も改善してきた頃合いでの試みで、受付には実務者の助っ人が登場するのがストーリー的には順当だが、奏己には…。 森医師が奏己に好意を示した(?)ようだが、アスペルガーっぽいのをどう著していくのか? それと、心身症を取り上げるのはいいが、そればっかりというのは些か…。2025/08/08
サラダボウル
16
優しい物語。小説のかたちをとっているけれど、医師による、"心を護る"術の指南。主人公は、20代後半の会社員女性。類は友を呼ぶ、ため、私含め私の周りには、こんなに周りに気を遣いながら自己主張せず穏やかな人はいない。サクサク読めて、ふむふむ成程と思う。呼吸法などは実践してみようかな。2024/11/30
座敷童
15
最近心理学を勉強しはじめたのだが、そのせいかとっても分かりやすかった。ここに書かれているようなことこそ、現代社会において必要なことなのではないだろうか。2023/11/15
mkxf31
7
会社員にありがちな病気やストレスに起因する症状が題材になっているので、読みながら、あるあると思ってしまう。 わが社にも現行管理センタなるものが存在するが、ここまでの福利厚生は無いと思いながら、あればいいなぁと羨ましくも思ってしまう。 日々プレッシャーと戦うサラリーマンに癒しを!!2025/07/11
サクライロ
6
「登校困難も出社困難も、なった人にしか分からない感情がある。あれは決して、登校拒否でも出社拒否でもない。行こうとするのに体は動かず、泣きたくないのに涙が出るものだ。それなのに矢ヶ部さんは体のバネが折れて弾け飛ぶのを覚悟で、寝る前に目覚ましのアラームをセットしている」2023/05/27
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