光文社文庫 はい、総務部クリニック課です。

著者名：藤山素心

光文社（2022/08発売）

• ISBN：9784334793746

内容説明

入社7年目の松久奏己は、地味に目立たぬように仕事をしてきたはずだった。しかし、社長肝いりの新部署へ異動になり、変わり者でイケメンな医師、森琉吾と、チャラ系ホスト顔の薬剤師、眞田昇磨と働くことに！　異動初日から緊張の連続でいつもの困った症状が現れる――。会社での困りごと対処法や、体調不良へのお役立ち情報も満載の、ちょっと元気になれる物語！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ツン]

こういうの、辛いよね。心の症状が体に出ちゃうの。最後の変わらないといけないのかな？という社長の問い掛けはよかったし、最後の先生の反応もよかった(笑)

2022/09/17

[みかん🍊]

７年間目立たぬようにひっそり真面目に総務部で働いてきたアラサー女子奏己は社内に新設されたクリニック課に異動となる、社内でありながら医師と薬剤師のいる医療の出来るクリニック、３ヶ月で資格をとって医療事務者として勤務する、社内に病院があれば平日なかなか行けない,、薬を常用している会社員にはありがたい、しかも利益は考えなくていいので福利厚生費として半額で診て貰え、アドバイスも貰える、地味女子がイケメン男性に囲まれて好意的に接して貰えるという少女漫画チックな設定にはあれだが、医療知識もためになるお仕事小説でした。

2024/02/01

[ミーママ]

図書館の本📖👓 初めての作家さん！面白かった。 私もこんなところで薬剤師したいわ。 続編期待したい。 2022-98

2022/11/22

[のんちゃん]

美化用品製造販売会社（株）ライトクの総務部所属の奏己はアラサーの心因性頻尿の女性。目立たぬ様にだけを心がけ、今迄会社員生活をしてきた。その奏己が総務部クリニック課という新規部署に医療事務員として配属される。スタッフは医師の森と薬剤師の眞田。一風変わり者の二人と共に奏己は社員の健康問題に携わっていく。奏己の自信のなさが、当初気になったが、コミカルな表現と、ためになる、興味深い話運びに救われ、とても面白く読み終えた。続編も既刊。まだまだ健康問題のバリエーションを楽しみながら、勉強できそうだ。

2023/05/08

[あかは]

社長が社内に産業医じゃなくて、クリニック(薬局付き)を作ってしまった。イケメン２人と、平凡に目立たずに生きてきた医療事務の三人。意外な、でも、身近な症状で訪れる患者さん。私にも覚えがあるから親近感を感じた。会話の掛け合いが面白い。そして、社長もユニーク。完璧な人なんていない。例え社長でも。とても、やわらかな話。続きでないかな？初めて読んだ作家さんだけれども、他のシリーズもあるみたいで気になりました。エナドリに効果がないのはびっくり。どうりで効かないはず。できるなら休養をとるべきですね。

2022/10/19