集英社オレンジ文庫<br> 十番様の縁結び 3 神在花嫁綺譚

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集英社オレンジ文庫
十番様の縁結び 3 神在花嫁綺譚

  • ISBN:9784086804868

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内容説明

真緒は終也と共に、雪に閉ざされた二上の領地≪白牢≫を訪れる。二番様を有する二上家の当主から十織へ、病床の妻のために死装束を織ってほしいと依頼があったのだ。妻を想っての依頼だが、当の本人はこれを頑なに拒否している様子……。真緒は、持ち前の真実を見抜く瞳と真っ直ぐな心で、夫婦が互いに納得できる方法を懸命に探っていく。真緒の身を案じながらも見守り、深い愛で支える終也。同じころ、≪悪しきもの≫に負わされた傷を癒すため、白牢に逗留している先客がいて……。和風シンデレラロマンス第三弾!

目次


一.
二.
三.
四.
五.
六.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
神在の家・二上家当主から十織へ病床の妻のために死装束を織ってほしいと依頼があり、真緒は終也と共に雪に閉ざされたその領地・白牢を訪れる第三弾。死期が近い妻を想っての依頼が、当の本人はこれを頑なに拒否しているという皮肉な構図に、持ち前の真実を見抜く瞳と真っ直ぐな心で、互いに納得できる方法を模索する真緒と、彼女の想いを尊重する終也。そして白牢に逗留していた末の皇子・志貴との出会い。夫婦や志貴の心を揺さぶる、危うくも眩しい真緒の真っ直ぐさがよく出ていた今回の展開でしたけど、ここから物語も大きく動くのでしょうか…。2023/06/07

starly

12
花嫁綺譚、第3巻。 花嫁の真緒、終也が2番の神様である二上の領地へ赴く。少しずつ他家の神様と接点が出てくるので神様の特徴が覚えやすい。彼女の偽りのない真っ直ぐな性格は時に他人を傷付ける事もあると知るがそれでも良いと善い所も悪い所も認めてくれる彼は終始見守ってるような立ち位置だった。彼の心情を思うと彼女は自由奔放すぎて確かに目を離したくない。2023/10/12

栗山いなり

8
真緒と終也が二上家の当主から死装束の依頼を受けた事から始まる和風ファンタジー小説シリーズ第3巻。今回も真緒の強さを存分に味わうことが出来たのは良かったし、その一方で真緒の危うさを感じることが出来たのも良かった2023/02/22

色素薄い系

5
真緒が相変わらずまっすぐだから終也がいらぬ心配をずっとしている気がする。今回は置いていくものと置いていかれるものの話でいつか2人にも訪れる未来。ここでお互いの認識のすり合わせ(?)が出来たのは良かったんじゃないかな。末の皇子って誰の事指してるの?とか父親の死の真相とか気になる要素が出てきているので続きも楽しみです。2023/03/26

あずとも

5
病床の妻の為の死装束を織って欲しいと依頼を受け真緒は終也と共に二上の領地白牢へ。領主と神無の妻との夫婦の在り方が真緒と終也の未来のよう。新たな人物も登場し終也の父親の死に関しても疑惑が。これから色々明らかになっていくのかな。真緒の真っ直ぐさがまぶしい。2023/01/29

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