夜行堂奇譚 弐

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

夜行堂奇譚 弐

  • 著者名:嗣人【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 産業編集センター(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784863113442

ファイル: /

内容説明

隻腕の見鬼・千早とオカルト嫌いな県庁生安課・大野木が、日常を脅かす怪異に挑む。大人気バディ×ホラー小説、待望の第2弾登場!

※巻頭カラー口絵あり
装画:げみ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

205
昨日に続いて第弐巻です。本作は、[京極夏彦+小野不由美]÷2でマイルドにした感じでした。全体の雰囲気は好いと思いますが、主人公たちのキャラが立っていない気がします。 まだ何にも謎が解明していないので、第参巻もありそうです。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000021463.html https://note.com/tuguhito/2023/01/26

ちょろこ

133
シリーズ弍の一冊。当たり前だけれど世界観、人物像に深みが増してきた弍巻。縁あるものしかたどりつけない、人と物を繋ぐ骨董屋「夜行堂」ここにぽっと招かれるかのような瞬間はもちろん、随所での情景描写がぽっと心に彩りをもたらす瞬間がたまらない。そして千早くんと大野木さん、二人はまるで彼岸と此岸のように見ている世界が違えども寄り添う姿勢を崩さない絶対的関係のバディ感が良い。悪に取り込まれた人間もいれば、温かい手を差し伸べる人間もいる。説明のつかない存在にさえも。この手の差し伸べの描き方が紫煙と共に心揺らしてくれる。2023/01/10

yukaring

86
曰くつきのモノと人を繋ぐ『夜行堂』その弍。今回も怪異が見える千早君と県庁の怪異担当窓口の大野木さんが人々を脅かす怪異を払うため大活躍。『自死へと誘う革表紙の本』『不気味な人骨壺』などホラー度高めからほっこり系まで怪異が盛り沢山。前作で語られた千早君の師匠や姉弟子もいよいよ登場。時系列がバラバラで少し読みにくいが“あちら側“の背景がうっすら見えてきた感じ。夜行堂の主人いわく「3歩歩けば怪異に当たる」大野木さんは怪異に拐われ、千早君が助ける構図はお馴染みだが2人の信頼関係も深まりいいバティになったと思う。2022/11/12

眠る山猫屋

83
帯刀と木山という前世代の軋轢から始まる二巻。また、帯刀の葬儀や、前巻では名前だけの登場だった桜の姉弟子・柊も姿を現す。思ってたよりは良い人じゃん、クセはかなり強いけど。短めのエピソードの中には、救いようもない人間も出てくるが、孫の為に奔走する婆ちゃんの物語のようなものも多い。婆ちゃんの正体は途中で判るけれど、やっぱりグッときた。他にも異界駅や(おそらく)宿敵となる少女の登場なども。怪異が見えない大野木さんの危うさと、己が運命を達観したような桜くんの捨て身の危うさ。二人で支え合えるから生還できるのか。2024/02/09

ままこ

75
シリーズニ作目。時系列がバラバラの話が交差して、あやふやだった繋がりがさらに見えてくる。『穢瘡』は人の強欲さと残忍さにゾッとした。友人の決断が潔く、千早が生き方を選んだきっかけとなった『古神』幻想的で清々しい『竜雨』珠さんの心意気にグッときた『守母』が良かった。木山の姪の存在が不穏さを掻き立てる。影の功労者、藤村部長一体何者なのか?飽きさせない展開で面白さが加速する。甘く危うい香りの紫炎が導く恐ろしくも温かみもある十五の幻想奇譚。ナイスバディ千早と大野木の今後の活躍も楽しみ。2023/11/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20191586
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数4件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす