内容説明
犬養毅を曾祖父に持ち、外交官の父について、幼少期からアメリカや中国で暮らした。国際政治学者として大学で教えていたが、その後国際連合の仕事にかかわるようになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
54
国連難民高等弁務官・緒方貞子氏の伝記。ニュースなどで名前だけ聞いた事がある程度の知識で読み始めた。犬養毅総理大臣の曾孫にあたるとは。日本の外の広い世界への好奇心や、平和を強く求める気持ち、柔軟性、類稀なリーダー力、スピーディーな行動力などなど素晴らしい素質を発揮して難民の命を救う為に奮闘した生涯。今の日本であれば定年を迎えている年齢であっても意欲的に活動されていたなんて凄すぎる。2023/03/28
ホッパー
48
子供向けに書かれているのでさらっと読める。緒方貞子さんの人柄にきらめきのようなものを感じられた。2024/02/17
ぶんこ
41
外交官だった父と共に諸外国で生活という生育環境と、聖心女子大学での教育環境に恵まれていたことが大きい。国連にかかわることとなる第一歩が、市川房枝さんからの国連総会出席依頼だった。6歳と1歳の子を残しての3ヶ月にわたるアメリカ出張。無理と言う貞子を後押したのが父と夫。この出席から国連日本政府代表部赴任に至り、また生涯を捧げたUNHCRでの活躍となる。現場主義と即断実行で、ルールを無視してでも苦しんでいる人々優先でことに当たる。『難民を守る人の献身に、前線で人道支援に従事する人、誰よりも難民に尊厳を。』感動。2023/05/11
spatz
12
UNHCR勤務の友人がいて話を聞いていたので国連の最前線で活躍する人として認識いたつもりだったが生い立ち半生をこの本で知った。子ども向きで短くわかりやすく、彼女の幼い頃からの実体験犬養毅のひ孫だったことを知った。勉強熱心で国際的な目が開かれていた外交官の家庭、海外での経験、は彼女のベースになっているが、その後の、誰も辿ったことのないような道を切り拓いていったのは、ひとえに彼女自身のバイタリティ、勉強熱心なだけでなく、人と人とのつながりも大切にした人間性だったんだなと感じる。 #NetGalleyJP2023/06/12
おーね
6
小学生向きでしょうが、作者のこの人を伝えたいという熱意が感じられました。考えることの大切さと難しさを感じました。2022/06/12
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