角川ホラー文庫<br> FIND 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花

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角川ホラー文庫
FIND 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花

  • 著者名:内藤了【著者】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2022/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041126011

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内容説明

取り調べ中に被疑者を自死させてしまい、県警捜査一課を追われた刑事・木下清花。
異動先の「警察庁特捜地域潜入班」ははみ出し者の集まる新設部署だった……。
栃木の村落で発生していた「児童連続神隠し事件」の真相を追い、清花たちは潜入捜査を開始する!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

121
新シリーズ。神奈川県警捜査一課でバリバリの班長を務めていた木下清花。妻子をDVの上、殺人で夫を逮捕。取り調べ後被疑者は拘留中に自死。その責任を問われ、清花は新部署に異動となる。刑事の清花にとって家庭より仕事を選んでいた報いは大きくその身に還ってきた。離婚を考える夫、娘への愛情、義母に対するやっかみ。失い始めて気が付く人間の愚かさ。清花の新しい勤務先が特異でそこは面白くなりそう。神隠しの山で子供が行方不明になる事件が続発。村に潜入捜査に入るチームはみ出し者たち。意外な真相とこれからの清花の活躍に期待。2022/12/10

ma-bo

108
内藤了さんの新シリーズ。神奈川県警捜査一課警部補木下清花。取り調べで被疑者が自殺しその責任で左遷された先は「警察庁特捜地域潜入班」連続性と関係性を持つとおぼしき案件のまま、中途半端に放置された事件を調べ直す、新たに新設された組織のはみ出し者で構成された部署。他のシリーズの藤堂比奈子や堀北恵平とは雰囲気が違う主人公。今回は児童連続神隠し事件に潜入。次作以降の展開に期待出来そうかな。2023/05/04

Bugsy Malone

77
「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」の最終巻と同時発売された新シリーズ。使命感の強さ故にキャリアと家庭の居場所を失った主人公清花。そこまでの過程には清花の独りよがりな性格が感じられ、敢えて著者はそういう描き方をしているのだと想像してしまう。その思いは潜入班の魅力的なメンバーの登場によりその後さらに強くなっていく。でも「よろず因縁建物帳」の春菜がそうであったように、清花もまたとんでもない魅力的な人物と変わっていくのだろう。事件の終息の仕方も含め、そこもとても楽しみなシリーズの始まりです。2022/12/30

sin

75
罪を憎んで人を憎まずと云うが、罪を産み出すのは人であることに間違いはなく、彼女は罪を憎むあまり犯人を追い詰めて、逆恨みから窮地に陥れられてしまう。彼女の刑事としての葛藤に追い討ちをかける彼女自身の家庭の問題が重苦しく、読み進めるのに思いの外時間がかかってしまったが、この物語の当たり前の刑事モノのように逮捕も送検もしない、犯罪を暴きたてる捜査をしない、むしろ犯罪を未然に防ぐと云う趣向がこれからどんな物語を産み出し、どういう形の答えを出していくのか楽しみである。2022/12/02

キムチ猫屋

74
内藤さん新しいシリーズ、突入です。ママさん刑事で今までのキャラと比べるとインパクトが弱い気もしたけど、内藤さんらしいクセ強な登場人物に満足です。清花さんが事件と関わりながら、家族への想いが変化していく様が良かったです。子どもを何からどうやって守るのか。牝鹿沼山村、この存在は必然なのかな。2025/05/17

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